2022/11/08

反出生主義

 品田遊「ただしい人類滅亡計画」感想。

あー結論から言えば、楽しい。
この本は個人的に3年内くらいベストヒットの一冊。

熊山社長に「反出生主義」を持っている悪役がいるので
この理論を理解しないといけないから
この本を買って読んだ。

最近何を読んでもつまらないと思ったから
頭が鈍くなったじゃないかなと心配していたが
やっぱり本の相性があるんだ。

この本はマジで楽しかった。

思考実験の小説としてすごくいい。
あらゆる価値観で、あらゆる視点で
反出生主義を考え続けてた。

そして道徳は何?もとても考えさせました。

例えば、少子化の問題はこんなにひどいのに
国の法律はどうしても『子供作りを推奨』しかできない。

決して『子供を作らないと犯罪になる』感じで
生殖が『権利』ではなく『義務』にシフトすることができない。

これはなぜ?と考えるととても興味深い。

本作はこんなに面白い議論はたくさんがある。

まだまだ何回も読み直したい。

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