フォカスの漫画を描いてる。
そういえば主人公ポクリ、序盤はかなり悩んだ。
いや、キャラ自体はシンプル。
とにかく14歳だけど高校にいる天才少年。
デジタル相関が得意、
あとは広告とセールススキルが凄くて
どんな物でも彼の手にかかれば必ず売れる。
だけど
読みきりの話を考える時はすごく変になった。
話はいくつバリエーションを考えても
よく妙に暗い話になる。
両親不在でゴミ場は子供の頃によく居た場所
難病で20歳まで生きられない、という裏設定を考えて事があった。
.........なんでだろう。こんな設定で。
だからずっと1話目が描けない。
まあ12年前の俺は分からなかっただろうな。
フォカスは、シリアスで描くべき話じゃなかった。
無理にシリアスの話で描いても面白くない。
例えばポクリは本当にこんな悲惨な過去があっても
多分物語りの雰囲気は明るく、みんな不真面目
という感じで進めるべきと思った。
ポクリは決して振り回されない。
いつも人を振りまわる側だ。
俺の漫画では珍しくの主人公タイプ。
そしてさ、よく考えるとこの話は
俺の連載タイプのシナリオに唯一のギャグ漫画なんだ。
この12年に、この漫画を連載しようと思っているけど
話は軸が無くて売りも無くて全然出来なかった。
でも今年で14話目まで描いてたな。
同人誌を参加するときに年1~2回描いてた。気楽のギャグで。
いつのまにここまで続けていた。
しかもポクリは、
ほかの全てキャラより早めに週刊連載に載せられた。
ああ、あいつは妙に不思議な気質が持っているな。
あいつは俺じゃない。俺とあんまり似てない。
でも俺はあいつをよく描ける。
..........あいつは誰だろう。
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