2018/06/20

色んな描き方

今日は作家さんがイベント用のイラストラフを描いて
担当に渡しました。

で、『なにこのデッサン下手だ、やり直して頂戴』
ボロクソ言われました。

俺から見ればあのキャラのデッサンは
あれくらい別にいいじゃないと思った....

『ああいう書き方もあるんだ』と思っているので。

あの担当は『デッサンの形の正確さが最優先』
でもあんなの描き方は固くて
全ての絵柄が通用できると思えなかった。


担当編集は
自分の『正解』を作家に押し付けるのは危ないと思います。

こういう場合に『でもあの作家もこう書いてる』と反論すると
『ベテランは実績があるから好きに描ける』で言われてしまう。

特に担当編集は自分が作家より優れると思い込むと
客観性がなくなるのでより一層厄介なので。

神は細部に宿る。でも同時に悪魔も細部に宿る。
こういう所ばかり注意すると大きな範囲のことを見落とす。

正解はこんなに多いから気をつけて
ケースバイケースで考えないと、
『正解』を作家に押し付けて
ああいう編集が作家を壊すことだってあり得る。

正解なんて誰もわからないよ。

天下のジャンプの編集でも、
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるの方法を頼れるほど
漫画が難しいなんですよ。

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