昨年に死んだ母さんの友人、
たまに母さんの口から彼の昔話を聞いてる。
忘れないように喋る、みたい感じ。
そういえば歳が重ねると他界に逝く友人は増えていくから
「その時に、あの人が...」という話す機会が多くなる。
どうしても過去語りは多くなる。
母さんの立場で考えると、もっと切ないと思う。
死んだ友人がどんどん増えて
自分の残された時間も長くない。
母さんの歳になると病気1つで死ぬことはあり得るから
大事しないといけない。
しかし大事するしかできない。
毎日寝る時に母さんの寝顔を見て手を握って
限られた時間を大事する。
......もしかして俺が結婚して子供があったら
多分そんなの暇がない。
子供が大人になるまで、毎日仕事と子育ちで忙しいだろう。
そしてその前に母さんは気付かないうちにどんどん老いて、
気づいたら死ぬ前の瞬間だろう。
母さんは母さんでそれでいいかもしれない。
「心残りは孫の顔を見られない」と言われましたから。
それは悲しい。でも悲しみを受け入れるしかない。
死は悲しいな。大事な人はもっともっと長く生きてほしい。
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