眠れないので、ふっと昔に自分は担当編集の頃の話を書く。
相手は女性の作家で
新連載を立ち上がる段階で企画で打ち合わせだった。
正直に、連載企画のあらすじ自体はパッとしない。
これどう考えても売れなさそう....感じの地味さ。
あと作家自体は遅筆なので月刊連載は無理そう。
本人は「頑張ってみます」感じで返事したけど
過去作品を見て一度も月刊連載ペースを達成できてないので....
なので打ち合わせの手応えはあんまりよくない。
そのあとは出版社が潰れましたから
企画は自然に無くなったけど、どう考えても連載になる確率が低い。
しかし俺は一応「これ連載になれない」という答えが言わない。
編集者とはいえ、正解は分からないなのに
一定レベル以上の作品に『キッパリにこれがダメだ』を言わない。
でも自分は何回も「あなたの作品はダメです」
と断言した編集を会ってことがありました。
相性はダメではなく、作品の出来がダメとハッキリと言いました。
正解は分からないなのに。
こっちはこっちで自信を持って一番いい持ち込む作品ですから。
でもよく考えたら、正解は分からないなのに
あやふやな態度で「いけるかもしれない、いけないかもしれない」
みたい答えたのはある意味もっと悪じゃないかな.....
間違える前提でハッキリ自分の判断を明確に伝えるのもアリ
じゃないかな。
......こういう意味では、ジャンプ+の編集部に好感のもこれが理由。
ジャンプ+だけの返事は
「あなたの作品は敝社のサイトに年齢層に合わない」で答えてくれた。
作品が悪い、みたい内容まで否定していない。
ただ「Not for us」。
そういう意味では、正解を知りたい。
俺はどうすればいいだろう。漫画家として。
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