強さはどこに

50年前くらい昔の少年漫画なら
主人公はとにかく「強い」でほとんど通じるけど、
いつの間に強さは必ずしも必要じゃなくなった。

そのかわりに、賢いとか優しさとか空気読めるとか
多様性がなってくる。
逆に言えば「とにかく強くなりたくない」コンセプトすらあった。

流石にバトル漫画の主人公が強いままだが
強い女主人公も増えて、強いだけではない男も増えて。
そしてバトル漫画自体は減っているし。

多様性の響きはいいけど、別の意味では
「じゃ今の時代の男はどんなの長所を持って欲しい」の
イメージはぼやけるのは否めない。

今の時代の男向けの漫画は「責任を取りたくない」イメージが強い。

そういう意味では女向けの漫画は変わってないと思う。

「とにかくイケメンと恋愛したい。」
恋愛主導のままと思います。

昔の主人公なら強ければいい。
美形じゃなくても平気だったのに
いつの間に少年漫画の主人公もイケメン必要になっていたな。

そういう意味で、女性客が増えすぎかもしれない。

今の作家ならこう思うだろうね