これを見て痛感してた。
初めて知った訳じゃないけど、
今までの経験で考えれば本当に痛かった。
盤古を描く当時にお父さんの介護費用は割と多いし
その上に生活費と家賃があったから
1ヶ月は25万円くらいの支出、
原稿料(給料)だけじゃ全然足りなく
少ししかない貯金はあっという間に底尽くした。それからは地獄。
描いても描いても赤字で
その上にたまに病院に行く父さんは介護面にもストレス。
お姉さん達は助けてくれなかった。
とっくに離婚したお母さんはまあ一応俺を助けるけど焼き石に水。
9割くらいに自腹の状態でお父さんが死ぬまで続いてた。
さらに、終盤は出版社からリストラされた惨状
「盤古だけ終わらせなくちゃ」という理由で心を支えて
父さんが死んだ瞬間はやっと全て終わったと思いました。
そうだよ。
普通の人間なら両親なんて普通に20代で病気しない
しても片方なのでもう一人で介護すればいい
子供まで負担かからないはず。
持ち家も普通ならあって、子供に家賃を払わせてない。
俺だってもっと平均的な家庭に産まられば
もっと漫画に専念できたはず、と思わずにいられない。
それから20年、今度はお母さんの介護の番。
お姉さん達は相変わらず見て見ぬふり。
今回も俺だけか....と思いました。
今回の経済条件は前より良かった。
貯金は前より多かったし、お母さんの介護費用もお父さんより安い。
何より盤古の時と違って出版社に榨取されてないので
人並みの収入があるので対応できる。
あとはお母さんの健康が最優先で漫画は2番手に回す。
その頃に漫画を描くために
お父さんの介護が不足のことは2度とさせない。
今度はきっと上手くいく。
それでもさ、もうちょっと人並みな条件があればいいな....
それでも、受け入れしかない。
それでも。たまに愚痴したい。
当時はすごくすごく頑張ったよ。
でもさ、もう少しマシな環境で頑張りたかった。
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