今日はある作家のネームを見た。
1回目ネームは全ボツ喰らったやつ。
最初のネームは下手くそのシリアス話
全然面白くない。打ち合わせによると
『明るい楽しい青春、爽快なバトルを描きたい』
と確認したから2回目を書かせた。
直感で描く、ストーリーはあんまり練れないタイプなので
難しい事を考えずに、ストレートな王道モノでやれ
という指定した。
で、2回目はかなり良い出来。
クスッと笑ったコマが多数。楽しかった。
売れるかどうかまだ微妙だけど、
新人の連載としてよしこれでいけそうまでレベルになりました。
こういうのはいい!
正しい方向性で描ければ本来の実力も出てくるし。
彼のとっても俺にとっても良い経験でした。
疲れたけど気持ちいい。
別の話だが、そういえば漫画とライトノベルはよく
『ファンタジーモノで勇者と魔王』という作品が出る。
何でだろうと思わせた。
何でみんなはヨーロッパ中世の剣と魔法が大好きだろう。
なんとなく、ゲームだから...かな。
ドラクエからイメージはそういう『魔法と剣で遊べる』。
ルール、モンスター、アイテム、伝説、様々な要素を
上手くRPGという枠に組み立てられてたから
ゲームとして都合やバランスがいい。
あのバランスと子供時代で遊んだ経験の影響で
多く人が『魔王と勇者』というイメージで漫画を描きたかった。
まあ俺もその一人だからね。
でもだからこそ、中世ヨーロッパ以外の世界観も
ファンタジー漫画としてまだまだ強くなると思う。
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