制作費問題を解決させた、画期的なマンガの作りかた
出版社とnoteのタッグで始まった、新しい連載のかたち
—— あらためて、『うつヌケ』の連載が始まった経緯をうかがっていいですか?田中 最初はTwitterなんです。「私、うつ病を脱出しました。これをマンガにしたいのでどなたか一緒に組んでくれる編集者さんを募集します」とつぶやいたところ、30分もかからないうちにKADOKAWAの編集者・金子さんから「うちでぜひ!」とのご連絡をいただきました。 そこで、デジタル小説誌「文芸カドカワ」に載せたいとの打診をいただいたのですが、実は提示してもらった原稿料が、僕が経費等を考慮して設定している金額に満たなくて……。
—— アシスタント料や取材費など、マンガを描くのにはお金がかかるから、一定以上の原稿料がないと制作費だけで赤字になってしまいますよね。マンガ誌は特別ですが、それ以外の雑誌やウェブサイトは、そこまで原稿料が高くないのが普通ですし。
田中 そうなんです。それで一度は諦めそうになったところに、noteの運営会社の代表の加藤さんからご連絡をいただき、結果的にnoteと「文芸カドカワ」の両方に掲載し、noteは一話ごとに販売する「話売り」をし、単行本はKADOKAWAから出版というかたちになりました。
.........これは色々考えさせた。
これは面白いね、デジタルでカラー版を売る
雑誌でモノクロを売る、
そしてコミックになって両方の読者をもう一度売る。
田中圭一はフォロワーがかなり多いので
これが上手く行くと思う。
売り方の工夫は勉強になりました。
noteに関して初めて色々知った。
そうか、創作者にこういう風にサポートするか。
こういう意味では、
やっぱり作家は一定数のフォロワーがいる上に
読者は金を払う雰囲気がある場所で売る、
という条件は必要になると思う。
漫画家としてフォロワーの増やし方は
短くの1枚絵で構成されたなにかが
SNSで読者の興味を引くしかないだろうな。
つまり、極めてショートな漫画で読者数を増やせないと
長めのストーリー漫画はなかなか実現できないじゃないかな。
0 件のコメント:
コメントを投稿