https://twitter.com/sow_LIBRA11/status/1447486323208515589
「南の島の靴のセールスマン」の話し、ご存知ですか?
有名なたとえ話ですな、フィリップ・コトラーでしたか。
「この島の住人は誰も靴を履いてないから靴は売れない」
ではなく、
「誰も靴を履いてないから靴を売りまくれるぞ」というあれデス。
この話にさらに付随したものがありましてね。
「でもだからといって、誰も履いてないってことは、
靴の需要がないってことだろ?」と疑問に、
ある商売人が言ったそうです。
「簡単だよ、サッカーボールをプレゼントすればいい」と。
サッカーは楽しいスポーツです、ルールも簡単で誰もが出来ます。
しかし、靴があったほうが、「より楽しめます」、
その瞬間、「靴がいらない」人たちの中に
「靴を持つ価値」が生まれるのです。
「新たな価値を作り出す」これが商いであり商業であり、
経済の基本です。
ぐるっと我々の回りにあるものを御覧なさい。
エアコンもテレビも、スマホもPCも、
全部この百年程度で生まれた「新たな価値」です。
我々の日常にあるものは、
百年前まで大富豪でも持ってなかったようなものばかりです。
「庶民にそんなもの必要ないんじゃないの?」
とするのではなく、
「なら庶民が必要にするにはどうすればいいか?」
と考えるところに、あらたな市場が、需要が、
商いの種が転がっているわけです。
大河ドラマの「いだてん」でも語られていましたが、
テレビの普及のきっかけは、
皇太子ご成婚パレードを見たいという人たちがいたから。
それから新たにカラー放送を始めたが、
「でも高いし白黒でいいや」と、なかなか売れなかったそうです。
そこで新たに提案されるわけですね。
「世界中の色とりどりの国旗が並び、
世界中のいろんな肌や髪や目の色の人々が集まる
オリンピックを行えば」 「カラーである」ことの価値が高まり、
カラーテレビが売れるでしょうと、
事実、この時期から日本のカラーテレビ需要は跳ね上がります。
勉強になりました。
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