序盤のワンピース、ルフィの冷静と激昂のメリハリはかっこいい。
ここの感情だけ見てもすごく好感度が高い。
こういう義侠心の感覚は自分にとって描けない部類。
しかも、同じ作者でもこの歳が重ねると
雰囲気が少しずつ失っていくのも不思議。
昔に描けるのにいつの間にできなくなる。何故だろう。
よく考えたら、俺はワンピースを10巻までしか買わなかった。
一応頂上決戦まで読んだけど、コミックスは割と早期脫落した。
相性的に、俺はそんなに夢中ではなかった。
このかっこよさを描けると良いなと思ったことがあるけど
ルフィような性格が自分から距離が遠すぎる。
少なくても、昔の俺はキャラ的に
「ダサいけどそれでも人を助けたい」というタイプだから。
盤古も魯泉もそんなの性格だった。
今の歳になってイグニスを描けるようになったので
男の貫禄とかっこよさを少し描けるようになったかもしれない。
そしてワンピースがおかしくなっていくのは、
「描きたいことが多すぎて我慢できなくなる」が
ターニングポイントと思います。
キャラが多すぎるので話が冗長になる、
その分、早く進めたいのでコマも小さくなり、
キャラの多さで、そして細部の描写も欲張りになって
結局「その分一人一人の描写が浅くなる」しかない。
序盤のかっこいいより、
自由に「ふざけたい」の欲望が前面に出ていて
あと線も描き込みがしたいので、話も絵もキャラも、
結局全部「自分の欲望に負けたから大混乱」。
「芯がしっかり任俠」は「わがままな王様」になったから
全てが狂っていく。




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