2018/10/02

スロー

『まって。止まって。周りをよく見て。
探して。ゆっくり行こう。』

龍居の話は、児童誌でやや違うコンセプト
でも同じキャラで話作るつもり。

つまり、同じキャラで『大人向け』と『子供向け』
2つバージョンを連載を作る構想である。
今回はこういうちょっとした実験をやってみたい。

というわけで、子供視線の主人公を用意しないといけない。
どんなの子供でいいかなと色々を考えました。

伝統芸能の話だから、腕白なキャラは不向きと
だからと言って真面目な勉強キャラもなんか違う。

昨夜になんとなく『行動が遅い』男の子にしようと思った。
みんなは前へ急いで歩き続ける時代だから
あの子だけ、いつもふらふらして出遅れる。
授業も、運動も、遊びも、仲間より遅い、残される。

そういう子の目に、『今や未来』より昔の物を目に入れた。
古き良き物を拾って
ゆっくりゆっくりにみんなに呼び止まって渡す。

昔の中国語に、『拾遺』という言葉があった。
忘れてたものを拾う、という意味。

そういうゆっくりした子供に
龍居が昔から残された色んなものを渡す話。

話の終盤に、未来や現在を見ている友達と親は
苦境に居て思わずに後ろに振り返すると
少年の『拾い物』を見てた。

忘れ物を再び思い出して
みんながしばらく止まって
忘れ物を荷物に入れて、そしてまた歩き出す。

そんなの構成でいいかなと思う。

まあ、あの『苦境』は何とはまだ考える必要があるけど。

https://otokosodate.com/kosodate-all/koudou-osoi-kodomo

「そっか。お友達のことが気になって見ていると、
手が止まっちゃうのかな。
でもね、それでいいと思うよ。

早く動くことは、そのうちできるよ。
ぜったい大きくなったらできるよ。
だから遅いよって先生に言われても、

いちばん最後でも大丈夫なんだよ。」

........そういう悩みがある親と子供、こういう風なんだ...

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