2018/10/31
ストーリー性
眠れないので
台湾に最近増刷した作品をちょっと並んでみた。
なんか、共通点をちょっと分かったかも。
基本的に日本のコミックス市場が一番大きな違うのは
ストーリー性の無さ。
ある意味、最近ツイッターに流行ってる漫画に似てる方向性。
話が短いほど良い。できれば1ページで終わらせたい。
『最初から2巻以上の物語』という構成は売れないわけです。
簡単で言えば、みんなは『物語』に金を払いたくない。
だからギャグやショートショート
そしてエッセイやシチュエーション漫画がかなり強い。
台湾の読者は長編の話を読みたいくないわけがない
でも、とても連載を追う習慣がありません
話の途中で1話を終わって来月まで待つことが嫌なのだ。
こういう特性では、ドラマがある漫画は全滅になる。
読者は気が短いというか、スマホや海賊版のことも相まって
長編を育つのはとても不向きな環境である。
そうすれば話は簡単だけど
ほとんど人にとってこの結論は絶望すぎるだろうね。
だってこれなら
ワンピースや進撃の巨人など『大長編スタイル』の作品は
描けないと最初から決まっている。
台湾では、どんなに頑張って描いても決して売れない。
日本では一番に華がある、一番憧れてる作品スタイルなのに
台湾ではヒットが一番ありえないジンレマ。
まあ、自業自得だけどね。
最初から一番地味な所からやる気がないから
いつまでも資源を空回りさ。
本来、『物語は1巻完結』は書籍の基本ですから。
これ漫画業スタートの初期にちゃんとしていないから
『シリーズ物』を作れないのも当たり前なんだ。
今は台湾に売れてる知識がウリの児童漫画も
基本的に1巻完結でシリーズに繋げていくなんだ。
日本はこれを無視できるのは
赤本時代に『1巻完結』を育ってあげた基礎の上に
『雑誌連載』のスタイルが何十年にも育ってきたからね。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿