2021/06/19

時短の書き方

高橋先生のネームを見て、
これは多分「ネームと下書きは統合された」描き方と思った。


 そして近年の作品を見れば、
構図的にできるだけシンプルにするのも分かる。

となると、「ネームと下書き合併」「構図はシンプル」
そして「絵柄的にリアル度(描き込む度)は低め」で考えれば
先生ような老年まで週刊連載は可能だと思う。

まあ、やり方を知ってもこれは難しい。
度胸も要るし、ネーム段階を飛ばすだけで、できない人はできない。

構図はここまでシンプルになると、正直欠点に近い
内容で魅せない人では編集部時点で通らせない。

絵柄の件、これは高橋先生がベテランだからこそ許される。
この手の系統の絵柄が今の新人に見たことがない。


でも計算すれば、面白い。
ネーム下書きは1枚1時間で、2日。
ペン入れも1枚1時間で計算すればこれも多分2日、
原稿1枚を仕上げるまで僅か2時間しかかからない。
16枚は32時間、3〜4日くらい完成可能。

体感的に、普通の作家の4割くらいしかかからない。

普通ならネームの所で詰まるので2日はまず不可能だが
高橋先生の話作りはプロットとかいらない直感タイプだから
結局週4日で週刊連載をできてしまう。

色々考えたけど先生の方法は
今の時代、商業誌じゃ難しいなやり方だが
もしかして趣味で描く作品なら、これはこれで良いじゃないかな。

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