2021/06/06

パワーゲーム

 https://diamond.jp/articles/-/82845

http://30tenshoku.ninpou.jp/pawa-ge-mu.html

大企業と言っても、成長期であれば、「パワーゲーム」をする余裕はありません。

ライフサイクル

 

皆、自分の仕事の成果を高めることに全精力を傾けており、自分の成長に興味を持っています。ところが、成長期が終わって、成熟期に入ると、頑張っても仕事の成果を高めることができず、頑張る必要もありません。そのため、仕事を通じて自分を成長させることができません。

そうなると、仕事にやりがいを感じることができなくなるので、
権力に興味を持っていきます

しかも、成熟期は、競合他社が淘汰され独占に近い状態になっており、誰が仕事をしても、会社の業績がぶれません。

そこで、派閥が生まれて、派閥争いが起こり、勝ち組の派閥に属する人間が優遇されて、負け組みの派閥に属する人間が冷遇されるわけです。

いかに派閥の実力者に気に入られるかが、大事なのです
このような環境では、仕事にやりがいを求める人の多くは失望します。


この文章を読んだら「へえ」になりました。
熊山社長のキャラを理解するために
こういう権力闘争や社内パワーゲーム、
リーダーの暗黑面を取材するようになった。

そしてすごく勉強になりました。

今まで『感情』で考えた世界は理解できなかったことは
『政治』のカテゴリーで考えてみると、世界の景色は一変した。


そりゃそうだ、感情の理屈で将棋を考えるのは
『歩を犠牲するなんて残酷だ』みたいアホな思考だ。
その考え方では将棋を理解できるわけがない。

感情で思考すべきじゃないことを、感情で考えてしまうのは愚策。

そういう意味では、会社とか仕事とか同僚とか
それも感情で考えるもんじゃない。

よく考えたら、どんなに付き合いがいい同僚でも
会社は変わったら、全然連絡を取らないようになる。
例外がなかった。

仕事ではプライベートまで影響する感情を含めるのは
必要がないだから。会社が変わったら消えるのは当たり前。

政治の世界は、相手の発言は単純の思いやりがありえない。
どんなの会話でも利害の目的がある。
『相手をどんな風に誘導して、どんな方向に思わせる』みたい。

なのでそこで感情的になって返事になったら負けだ。
まあネット用語では『煽り耐性がない』みたい。

そして俺が務めた会社はどれも成熟期まで続けられなかったので
道理でパワーゲームをあんまり経験していない。

会社に勤めることがほぼない漫画家では、
こういうことはもっと理解できないと思う。

だから漫画家の仕事に関して、感情のカテゴリーを処理してしまう。
漫画家は感情労働だからね....

今まで編集の仕事経験したら漫画家の行動に
時々妙に違和感を感じた理由はこれだ。
今日でやっとハッキリしました。

そりゃ、パワーゲームが上手な漫画家が居ない。
居たら絶対権力を手に入れて上に登って
『漫画家じゃない人』になりますから....

この間にスカウトのことを考えると
こんなの俺でも管理職として才能を買われたけど
その方向に行ったら、漫画家として不利になるので...
でも俺はもしかして野心がある人なら、多分そっちに登っていくかも。

まあ例え犬でも家が一番偉い人に媚びるから
ある意味、これは本能かも。

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