この話を見て、なんか微妙な気分。
まるで「正しい方は許せない権利がある」の言い草。
なんか違う。
天動説は絶対正しいの頃に地動説を迫害しました。
正しい方なら相手を許せない権利がある、何をやってもいい、
こういう価値観を体現するのは、魔女狩りような悲劇。
例えば、飲み物をこぼして相手の服を汚した
相手に賠償した上に謝りました。そんなときに
『許せない、なぜなら私は被害者だから許せない権力がある』
こんな事を言ってもおかしいだろ。
相手を許すのは被害者側の権利と言っても限度がある。
法律だって全て犯罪に
『被害者は許すと言ったから全て白紙撤回できる』
なんていかないだろ。
大昔に漫画描いたエピソードに
『お前を許せない!』という言葉に
悪魔の返事は『へえ、許す権利は君にあったのか?』
そのときには勢いで描いたセリフだが
今で思えば、妙に考える余地があった。
そんな単純なことじゃないと思った。
被害者ように見える人は加害者の側面を持っている可能性はある。
そして逆にもあり。
そのことを含めて考えないと、余計な被害者を増やすこともある。
正しい価値観なんて多数決に過ぎない、
そんなもんは数十年で全て変わる。
そんなに言い切れる方がおかしい。
子供のときに読んだ少女漫画の読み切り、
あるセリフは一生忘れない
『泣いた方が正しいと限らない』。
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