2021/07/16

過保護と保身

 絶対可憐チルドレン、16年かけて完結した。

嫌な感想になりそうですみません。

この作品は小学生途中までコミックスを買った。
結構面白いと思った。

で、中学生になると異臭を感じで買えなくなった。

この作品は結局64巻。いくらなんでも長すぎる。引き伸ばしすぎ。

ただ引き伸ばしだけなら、読まないだけに済むだけど
この作品の場合はそれだけじゃなかった。

作品から感じたのは過剰な『子供の過保護』。

小学生段階ならともかく、中学生でも高校生でも、
作者の思い『子供に嫌な思いをさせない』の姿勢は本当にくどい。

敵役からも主人公たちを過保護して
主人公は敵チームと和気藹々で仲間こっご
日常イベントで嫌なほどシナリオに詰めてる
本当のラスボスは小物でなかなか潰れなくて
最後までチルドレンを大人扱ってない。

とにかく「私の子供たちは可愛い、可愛い、溺愛したい」。

キャラを溺愛したいならバトル漫画なんか描くなよ。

しかも作中だけならギリギリ許すが
現実にも『引き伸ばしはローンや子供の養育費と老後資金を
貯まるまで連載をできるだけ引き伸ばし』

自分の歳ではもう次のヒット作品を生まれないと思って
思い切り守りに入った。

だから16年も描いて64巻も粘りました。
ほんっっっっっとうにキツい。

この作品、小学生10巻、中学生と高校生それぞれ10巻
最終章は10巻で描いてもせいぜい40巻で終わるべき。

大ヒットした犬夜叉でさえ全56巻だぞ。

引き伸ばするなと言わない、するなら相応な内容を描いて欲しい。
自分の都合で作品のテーマや物語を歪ませて
作品は可哀想と思った。

39巻までキリが良いところで気軽くに」
を言える厚かましさはすごい。
こんな作者の保身姿勢を透け見えた作品は見たことない。

俺はね、この巻がつまらなくなったら
次巻から買わないタイプですので、残念だな。

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