権力者に媚びへつらうの事を初めて目を見るときに
ちょっとビックリしました。
新人の編集者はベテランの漫画家の前にものすごく持ち上がって、
あの先生はその場から離れると
あの編集の言い方はガラリと変わった。
建前のレベルを超えて、あれ明らかに嘘だった。
語調も明らかに別のもの。
素人の俺でも、あれは本音じゃなかったのがわかる。
ああ、これが「ご機嫌取り」か...
ふっと思い出した、こんな話:
「年寄りは上手く若者と会話した時に
自分まだまだ若いではなく、若者はあなたに気を使ってるだから」
そういうことは、漫画家の仕事ではあんまり出会う機会がない。
まずヒット作を出さないと媚び諂われることがありえない
そして漫画は社会人と比べてコミュ力が弱いため
そういうものに結構鈍感。
40代ならサラリーマンは普通にこういうものを見慣れるはず。
今更だが、盤古の時に社員としてリストラされるのも
そこら辺の空気を読んでなかったからかもしれない。
その頃にいくら仕事を頑張っても、
社長の機嫌を取るとうな行動はしていなかった。
まあ正直、俺は空気を読む技能が確かにない。
でも、媚び諂われるはきっと気持ちいいだろう。
向こうから機嫌をとってくれるのは、それなり動機がある。
営業もセールスを取る時にこういう技能はきっとすごく大事。
相手の気分が悪くさせたら、取れる契約も取れなくなる。
そしてある意味こうも取れる
権力や歳をとるほど、自分に喋ってくる相手は
本音や真実を言わなくなる 。
裸の王様みたいのがちょっと怖いけど、
よく考えると別に支障がないかも。
真実は辛いので、年寄りにとって重すぎるかもしれない。
みない方が上手くいく場合だって割とある。
そして商業誌を描くの場合は、
「その雑誌(サイト)の多数読者の価値観に合わす」と
「編集長の価値観に合わす」は非常に大事。
多数決かつ、権力者の認可。
どちらも欠けると失敗する。
そして編集長の価値観は雑誌の読者とズレると失敗率が上がる。
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