2021/12/30

コントロール

「恋に至る病」を読破。

狼塚のキャラを取材するために読んだ小説だが、
少し予想外のバランスで予想より収穫が少なかった。

この小説のメインは『人をコントロールしたい人』だから。
どちらでいえば『自発的な人類絶滅運動』の方がサブ。

しかしまあよく考えたらしょうがないかもしれない。
キャラ小説寄りだからね。

まあ『段階的にやりやすい指令から洗脳』とか
『外から囲めて攻めて行く』とかやり方は示したが
それくらいは元々知っているレベル知識なので....

とりあえずもう1回貼ります

https://www.vhemt.org/jindex.htm

実は、この運動の理念は割と平和。
過激な部分は見当たらない。
「自殺」ではなく「子供を生まれない」方向でやっているから。

まあそのままやれば物語にもならないので
少なくても「安楽死推奨」レベルはすると思います。

「選別」くらいもすると思います。

まあ過激な策は本当に言うと
あくまでも『今時代の空気』によると思います。

『子供を産まれない』と言う価値観は
50年前にまるで罪はずなのに
今もう当たり前になっている。

「正解」は時代によって変わるんだ。

道徳は時代の価値観によって変わるので
ヒトラーみたい「劣等種族淘汰」の理屈ですら通れるなら
「選別によって人間を喜んで死んでいく」みたい空気は
作れると思います。少なくても漫画ではあり得る。

人は「多数」に流される。
周り人は赤信号で渡るなら、残る人も赤信号で必ず渡る。
本当の少数派は、選択権がない。

多様性の尊重は、多数人が信じない場合は実行されることがない。

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