2024/06/03

方向性

 今日は本屋で、昔の雑誌で
一緒に連載してた漫画家の描いた表紙を見つけて複雑な気分になった。

彼女はケモノもうまいけど
台湾ではそれが売れなくて女性向けに転向して
茶葉の歴史漫画を描いてイケメンが主人公で行きました。
画力もあってうまく今風の漫画家にシフトにしました。

売れたかどうかわからないけど
あれから地味に連載を続いてた。

俺はどうしてもケモノを諦めたくないし
画力で売れるタイプでもないし
歴史漫画も女性向けの漫画を描きたくないし
結局40代以降に商業誌で連載を取れなくなった感じに。

でもしょうがない。そういう方向性だもん。
それでも生活できるから、人生は不思議だなと思いました。

仕事を選ばなければ、一応今でも連載を取れるかもしれないが
自分的にその方向性の妥協は嫌い。

正直、今の自分も好きと思います。

彼女のやり方を見ると、頑張ったなと思いました。
自分ができない方向で努力してた。

でも自分は本当にその方向(女性向け華奢なイケメン)が
大嫌いなんだ。

この表紙を見てて
「ケモノはこんなにうまいのにもう描けなくなった」
のはすごく勿体無いと思いました。心境は複雑....

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