2024/07/04

最終兵器彼女

 誕生日でこの漫画を読み返しました。

昔(大学の頃に)にこの漫画を買ったが
最終巻を読んで、全巻捨てました。

「いや二人愛し合う前にまだやることがあるだろーか!」

みたい突っ込んで嫌になった記憶がありました。

今もう一度読んで、感想は変わりましたね。

もう昔ような怒ってない。
そしてこの作品やっぱり好きですと思いました。

この作品は「世界が壊れていく」と「二人の恋話」で構成していた。

正直、今でも『いやこの二人は抒情的すぎるだろ...』
感想があったが、まあ恋愛を経験した今に
「十代の恋ならしょうがないなぁ」と思うようになりました。

メインの二人、キャラ的に好きです。
ただし物語の上によくわめく泣くの頻度は高すぎてウザいと思った。

相対的に、「世界が壊れていく」パートに惹かれました。
多分大学の頃にすでに。でも自分まだ気付けてないだけ。

20代の頃に「戦争の情報は不透明すぎるだろ」と感想があったが
今で読めば、作品の中にしっかり描写されているよ
しっかりご丁寧に隅隅まで。
ただしさりげなくので、その時に読み取れなかっただろう。

そしてそこはやっぱり好き。
俺は終末ものが好きですから。
世界が少しずつ壊れていく物語は、好きなんだ。

この人々は日常が続けている。そして無常に壊れていく世界。
幸せのハードルは、どんどん下がり続けていた。

最初はコンビニに新しい雑誌が来られなかったくらい日常は
いつの間に飲み物も買えなくなった。
そして病院も薬がなくなって。
食べ物は減っていく。人々も減っていく。
魚が捕れなくなる。

こうして、世界が少しずつ壊れていく。

過程は全部はちゃんと描いてた。
でもあくまでも二人の恋話だから、世界のことはさりげなく。

よく考えたらすごいバランスだな。

こんなセカイを描けるのはすごいな。
今で思えば、やっぱり特別な作品でした。

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