2016/11/15

縦糸と横糸

http://lite-ra.com/2016/04/post-2190_4.html

堀江「今思えば、巻来君は縦糸の人だったんだ」
巻来「縦糸?ですか」
堀江「ストーリーラインね。

それで漫画にはもう一つ、横糸が必要なんだ。
こっちは演出やキャラクター作り。
巻来君は縦糸が上手かったんだね。

ところが編集者が手助けできる部分も縦糸なんだ。
たとえば僕が原作を書くようになったのも、
原(哲夫)君が縦糸を欲しかったからなんだ。
原君は完璧に横糸の人だから、縦糸が描けない。
その分を自分が手伝った。
(中略)


  逆に巻来君は明らかに縦糸の人。
だから編集者と話していても退屈なんだよ、
そこは自分がやれちゃうから。

巻来君に必要だったのは横糸情報。
「この時、こういう顔じゃなくてさ」とか
「女の子、こんなキャラにしてさ」「仕草がこうでさ」とか。

そういう事を話せる編集者がもっといたらよかったんだけど。
だから編集者のほうも巻来君に対して「自分は必要じゃない」
って感じちゃったんだね。

「巻来君は自分でやれる人だから」って。
それで編集者が何人も変わって、巻来君も孤独をかこってしまった。
(中略)
 自分も当時的確なアドバイスがしてあげられなかったけど、

今担当だったら横糸情報を足すようにしたと思う。
巻来君に必要だったのは、演出家だったんだ」

.....うーん。色々考えます。

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