ブルーピリオドという
『美術』をテーマにした漫画を読みました。
昔はこういう題材で漫画を描きたかったので参考まで読んでだ
........なんかさ、微妙にイラッしました。
俺も美大出生なので。
主人公でこんな感じのセリフがあってな
『美大卒業でも芸術で食えなさそう
興味でよくない?本気で描かなくてよくね?』
『やっぱり本気で描きたいわ。
母さん応援してください。学費毎年200万円です
よろしくお願いします。』
.......いや、わかるけど。
改めて自分の条件の悪さを実感させました。
美大の学費(台湾では一番安いのところを選んだので、200万円)は
自身いろいろバイトで貯まりました。
それでも届かない分は銀行に融資をもらいました。
連載始めから2年かけて完済した。
親は出してくれない。マジでそんなの余裕がなかったから。
あと、俺の能力はあくまでも漫画用なので
絵の才能なんて『クラスで1番』程度に過ぎないなので
正直美術アトリエ時期も美大の時期も
人より数段レベル落ちる感覚で描き続けていた。
美大で人並と同じレベルの絵を描けたのはあんまりなかった。
芸術で喰えるか喰えない「かもしれない」とか、
最初からそんな次元じゃなかった。
『確実に喰えない』レベルだからだよ。
それでもやるしかないです。
はっきり言って完全に向いてない。
でも無理やりに美大で勉強しないと、最低限レベルになれないから。
美とか程遠い。最初から最後までビリだった。
でも未来に生きるために賭けるしかなかった。
漫画自体は面白いだけど
俺なら絶対こんな風に『芸術をカッコよく』に描かないと思う。
この間に友たちの家でアシスタントをやるときにも
妻(同じく漫画家)も一緒に原稿を手伝うし、
子供の送迎も定年になった両親が手伝ってくれるし
自分の家を持っているし
もちろん健在の両親も介護する必要がない。
仮に何かが経済的なトラブルになっても
両親のサポートを期待できる。
不安の要素は比べて少ない。
そりゃ羨ましいと決まってる。
労働力がもっている4人かけて1つ家庭を経営している。
いいなぁ。
ひとり、キツイ...
つくづく思うが
俺の条件では本来、漫画で仕事できないはずだった。
盤古の9年間は運よくブーストをもらいましたが
全体客観的に見えばこういう運任せの仕事にして
家庭の経済力は低すぎるから。
父さんは全く稼げないし、母さん正直に稼ぐ才能もない。
学生時代の両親を見て一番の感想は:
『働ける年齢に一番稼げやすい70年代からバブル経済に居たのに
なんでこれほど稼げてない?』だった。
順位的に、100つ家庭に85位くらい
下から数える方が早いの貧乏なっているだから。
確かに一時期に借金まであったはず。
普通なら俺がバスとか運転をやらないといけないレベル。
漫画なんてやれる場合か。
でもやるしかないんだよ。
何でも書かなくちゃ。
何か『俺は縁が金属みたい形かもしれないと思う』。
ちくしょう、羨ましい。
調子が悪くて、今朝に薬を飲んだ。
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