2021/08/03

四神湯

親の思い出を思いながら話のアイデアを見つけた。

ある40代のおっさん、貧乏で未婚。
両親は同じ難病にかかって、手術に必要。
しかし、おっさんは必死にがんばっても
一人分の治療費しか揃えなかった。

そんなの龍居とルミの前に料理を作って「奇跡」を起こす。
四神湯を作りました。

このスープを飲めば病気が必ず治す。

しかし、このスープは一人前しか作れなかったので
「父か母か、どちらにしか飲ませない」

おっさんは悩んだ。
手術の費用は一人分をそろっても、手術の成功率自体は低め。
母と父どちらを選んで助けるのは出来ない。

親と息子3人は病院で話し合ってた。
父と母は喧嘩している。
当然だが、どちらも治したい。自分で死ぬのは嫌だ、と。

その時に、高額の手術費用のために
無理矢理ボロボロまで働いたおっさんは倒れた。
心臓の病気。しかも重体で、すぐ治療でも死にそう。

そんなの時に喧嘩した両親は倒れた息子を見て
すぐ喧嘩をやめて、その奇跡のスープを息子に飲ませました。

息子は助けられた。
でも、両親はそのあとそのまま逝きました。

両親の葬式におっさんは泣いてた。

ルミと竜居は遠くに見守る。

『がんばって生きて。あなたは彼達が残された「未来」なんだ』


ルミと龍居は再び屋台に乗せて、次の場所に向けていく。

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