この漫画を読んで、ふっと昔のことを思い出した。
まだプロになったばかり時の話でした。ある知り合いは漫画も大好き、
俺と同じ小学先生の免許を持っている。
その時におれがいる雑誌に投稿して、受賞して
読み切りを打ち合わせまで進みました。
そんなの時に、俺は彼女が
小学先生の仕事をやりながら原稿を描くのが大丈夫かなと思いました。
時間かけた割に提出した原稿のクオリティは低いから
俺は戸惑いながら話を聞いたら、
彼女は別の高額な漫画賞まで手を出しました。
かなり早筆の俺でも流石にツッコミした:
『いや、そんなのは無理と決まってるじゃん!
マジで仕事しながら両方の原稿、80ページを描くつもり?』
その時の彼女の答えは一生に忘れない
『両方欲しい!金欲しい!欲張りだもん!頑張りますから!』
案の定、彼女は両方の原稿どちらも落ちました。
信用を失ってうちの雑誌デビューチャンスも失って
向こうの漫画賞の原稿も完成できず
結局、大人しく小学の先生をやるしかなかった。
正直、彼女の実力なら
別にその時に集中して1つ絞って描いたらプロになれた
と思わなかった。
しかし、最初から『ほぼ失敗する方法』を選んでしまったのは
流石にアホしか言えない。
『31歳で仕事の合間で下手ですー
あなた、漫画をバカしているの?』
このセリフを読んで、ハッとしました
そうだよ。彼女のあれは『頑張ってる』と言えない。
それは取捨選択が下手。
そして「出来ないこと」を「できる」と思う傲慢と妄信だ。
この漫画は似てる雰囲気を感じる。
不器用で1つ事しか専念できないタイプなのに
欲に出して両方欲しい!のことを美化するつもりだけど
それが危ないんだよ。
しかもこの時代なら、別にプロにならなくても
全然漫画を描ける、発表できる、さらに金も稼げるから。
欲張りの意味はないよ。
ちなみに、彼女の性格は40代になっても変わってない。
今も欲張りの割にやり方が下手。
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