2011/02/02

頂点を頼る時

ポケモンの新連載はサンデーに始まるらしい。
......子供読者を増やす策でしょう。

多分編集も悩んでるでしょう。この数年の流れは不穏。


確かにこの間にワンピースの61巻は380万部という最高記録を出した。
この数を見ると瞬間、何となく”これ、まずいじゃない?”と感じました。

売れたのは良いことと思うけど、これは売れすぎじゃないか、と。
200万の時は素直に嬉しいだけど今は違う。
だって、ジャンプの部数を大きく超えるだし。

ドラゴンボール終了の時まだ650万部なのに
今の状態じゃ、ワンピースなど上位3作品を終わると
その時より上回りダメージを食われるじゃ.....

ポケモンもコロコロ誌では不可欠のトップワン。
というか、児童漫画誌はコロコロしか残っていない。

ガッシュ、犬夜叉、メジャーが終わる度に
サンデーの部数を落ちる。いよいよコナンだけ残っていた。

トップワンの頂点を頼るのは危ないな。
終焉の始まりようなモノ。

まあ...漫画だけじゃない話だけど。
ゲームとアニメも似てた事が起こしたし......

たくさん面白さを作って、1つ作品だけではなく
色んな漫画を読める、それは雑誌の魅力なのにな。
今じゃ今通りのやり方は出来なくなる。

しかしそれでも描かないとな。
この意味、台湾の漫画界はもっとキツイし。

一番売れた雑誌は3万台、しかも少年誌じゃねぇ。(汗
コミックスは1万部を出るとヒット作と呼ばれる
5万部クラスの作品はこの10年に1作もありません。

頼る頂点すら無い。
だから皆は必死に作る.....というより”現れると願い”。

しかし、俺の考えは300万部を売れた作品1つより
30万部売れた10作品の方、バランスが良いと思う。

この意味では、今のマガジンは凄いかもしれない。
猛烈なヒット作を1つでも無いの分、
連載半分くらいはそれなりに売れるし、面白くて読める。

もしかして、これ講談社の方針なのか?

とにかくサンデーもこれから子供や少年向けの作品を出せるはず。
手並みを拝見します。

漫画はあくまでも娯楽だから、無くなる時は無くなるかもしれないけど
やっぱり漫画が大好きで、これからも子供を読ませたい。

別に大人に読ませたくない訳が無いが
子供は読んでくれないと、漫画自体は続けないし....

もちろん子供も大人もそれぞれ楽しめ方があれば一番と思う。

.......あれ、この意味ではちょっと疑問がある。
今の子供皆、本当にワンピースを楽しめるの?

380万という数に、どれくらい大人読者にいるだろう.....?

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