ある作家とシナリオを細部を打ち合わせのときに
色々を考えさせた。
”私は物語のラストが主人公が中ボスを倒して
指名手配になって逃亡生活を始める。終わり。”
........編集長と俺がポカーンになった。
ちょっとカタルシスがなさ過ぎない?
あとはこういうみたいの展開も:
”主人公が敵と戦う時に同時に上司が内部派閥に対応
そしてさらに裏があってその上に真ボスが
言い切れない陰謀はあるのでさらに主人公を巻き込める
表の戦いが勝てるけどさらに局勢が不安になる....”
その時にやっと理解しました。
この人は、複雑過ぎる話を考えているんだ。
そしてマンガでは毎回説明できる情報量が限られてるので
言い切れない部分は次回に後回し
物語は言い切れないからスカッとしない展開は延々に続く
話が進むために駆け足で描く、さらにカタルシスが減る....
こういう意味では、
彼は漫画という表現の『キャパシティ』を理解していない。
漫画ではシンプル構成、表現で長けているスタイルだから
複雑な陰謀や計策を描くのが不向き。
........まあその上に、あの作家も本当に計策や政治を
描けるほど頭がいい訳じゃないから、問題を悪化させた。
漫画のスタイルで
1ページで何を見せる、1話で何を見せる
という感覚はまだまだ持っていないなので。
こーゆー意味では、ネームの練習不足。
多分直感で描いたから
1話だけならいいけど連載になるとポロが出るタイプ。
物語は理想の”形状”を整えて連載の枠に入れる
それは案外に難しいなこと。
話を複雑化のが才能じゃない。シンプルかこそ才能。
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