2011/08/04

”上手い”という落とし穴

ちょっと”最近の少年漫画はパッとしない”の話をした。
ジャンプもそうだけどサンデーの方はやばいって。

デザインは出来るだけシンプル、
読者に一目で弁識できる形が欲しいと言った。

ドラえもんような
出来るだけシンプル、子供も真似できるのデザインがベスト。

俺は、そこが”上手い”という落とし穴があると思う。
今の少年漫画はそれを出来ない。

今の作家みんなは、”絵が上手いに見える”を求める。
上手いではなく、”上手いに見える”がポイント。

”絵が上手いに見える”一番簡単の方法は描きこみ。
綺麗のデザインは、基本的にある程度の複雑さがある。

その事は基本的に”デザインがシンプル”
”子供も真似できる”が逆方向。

つまり、今の新人は
”子供の画力も真似できる”のキャラを作りたくない。

だから絵が綺麗だけど、子供にとって入れにくい。
結局、絵が上手いは逆に仇になる。

鳥山先生はパッと見ると子供も真似できる
デザインも画力も高い、こういう事は当然に有り得るけど
どちらで言えば、少年漫画は前者が必要。

まあ問題はそれだけじゃないと思う。
面白さも足りない、そこも深刻だ。

でも”絵が上手いに見える”の点はそこまで重要じゃないと思う。
少年漫画の見た目は”上手さ”より”弁識度”だ。

0 件のコメント:

コメントを投稿