2011/03/11

闘う理由

少年漫画の主人公は”闘う理由”を持たないといけない。
そして出来るだけ作者自身が共感できる理由がベスト。

盤古は兵器扱いが嫌いため
基本的に出来るだけ戦闘から逃げるを優先するやつ。

仲間のために闘うとか時もあるけど
それも”仕方なく闘うしかない”の時だけ。
どうしても嫌に見えるだ。

それに最強キャラだから勝ってるのは当たり前
色んな意味が危機感が感じられない。

このままじゃキャラとして”巻き込むタイプ”から脫出できない。
ずっと打開策を探しました。

今までは”単純に戦いで勝っても、立場が悪くなるだけ”
という感じで危機感を作りましたが
基本的に問題は解決していないから、問題の先送りになるだけ。

今のエピソードは誤解がテーマなので
ちょっと思い付いた。

この作品は、利益で動けていたキャラは少ないため
半分以上の問題は分かり合えばなんとかになれる。

つまり盤古は”理解を生まれるために”闘うが一つの手と思いました。

大抵の戦争は利益で始まりたが、
喧嘩なら立場違いと理解不足で起こる事が多いから。

相手の理解は、通常はきっかけがあれば出来るが
逆で言えばきっかけが無ければ出来ない。

既に喧嘩始まった人たちは
分かり合えほど余裕も動機もない。

だったら、盤古はこんな風で闘えれば
自分の軸になるじゃないかなと思いました。

よく考えれば俺はよく”これは良いことだ!理解しろ!”
感じで言っているけど、
同時に相手を自ら理解してみる事はあんまりしない。

基本的に”相手から理解の意思を示せないと知ろうとしない”。
......普通はそうだが、盤古はそんなキャラじゃない。

あいつは、自ら相手を喜んで理解していく奴はずだ。
ずっと誤解された分、分り合えが大好き奴なんだ。

この意味は、盤古は俺より上に行った部分がこれじゃないか
と思いました。


盤古の動機を整えればこの物語はまだまだ行ける。
全体ストーリーを見れば、話の要素はずっと確実に盤古で軸に進むから
話はどんなに広げても、ブレなく”機甲盤古”の物語なんだ。

途中は色々が迷いがあったが
やっぱりこの漫画は結構大きいなスケール話を耐える。

神々の試練だけで20巻まで持つ、
もしかしてこの後まだ続けたいならまだ妖怪の話があるし
その場合なら兵器モードの盤古でも描けるし
神々の出番も与えるし。

本当に構成として良いバランスが持っている漫画だ。

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