2011/06/22

上手く使え

例えばの話。

2千万円ほど家一つを買う金額までなら普通の人はイメージを掴む。
だが福本の作品ような、2億円、5億円になると
実はその金額の”実感が掴めない”。

その価値を上手く使えない人なら、使い方も分からない
資源や価値の再分配が上手くやれない。

器によって、何十万で使う人なら何十万の価値を発揮すればいい。
多くほど良いじゃない、無駄が多くなるだけ。

漫画を描くため、ほん少し金さえあればいい。
金をかかると言っても、ほぼアシスタント代です。

資料、紙、インクや家賃や光熱費は安いだ。
俺の程度ならアシスタント代は1ヶ月数千円程度でいいだし。

この意味で考えれば、金が無くても上手く回す事の一つ。


俺の考えは、資源は限られている。
だからやりたい事があるなら、資源が最小限でやるべき。
だったらもっと人はやりたい事をやれる。

つまりさ、1万円の予算でやれる事は100万円でやるのは”悪”。

金持ちだから贅沢でもいい、そんなに話ではない。
金持ちだから、もっと大きな金額を有効使用の責任があると思う。


だから無闇に”金持ちになりたい”という考えは間違いだと思う。
金持ちは金持ちでやり方がある。

ある親戚は一生をかけて何千万ほど貯金した。
しかし家では水道水もケチで、トイレに水で流れない。

金持ちに関わらずに子供達の教育も金に使わない、
子供達は極めて低レベル教育しか貰わない。

晩年は欝で失眠症になって、あげく自殺。
遺産は息子達に残したら
今度は息子達が仕事しなくなってニートになる。

酷い金の使い方だ。
何千万ももっているのに、一家に誰も幸せになれなかった。
結局動物と大した変わらない意識で、
貧乏人と大した変わらない生活品質しか得なかった。

金はね、あるだけで自動に幸せになれる訳が無い。
上手く使わないといけない。

金は水だ。
溜まり方より流れ方が重要。溜まるだけでは腐る。

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