2020/08/19

子供と保護


遊戯のキャラを見る時にあることを気づいた。
ジャンプの主人公はちびっこが多い。
遊戯は見た目が小学生くらいに見えるのに高校生。

これは商業漫画の技術。
子供は大人びいているのが好き。
だから子供の主人公より、やや年上の主人公が好き
ちびっこならもっと自分に似てるから
小学生の読者をカバーできる。

あと、小学生では出来ないことが多いから
『小学生にみえるけど高校生』の主人公が自由度が高い。

それは分かるけど、
商業誌漫画を描く時にここがなんか噛み合わない。

『主人公自由に動くために11歳の子供が幼いすぎる、
親からクレームがくる。』

ということで、
子供向け作品なのに主人公が子供ではない、みたい方針が多い。

今で思えばDrスランプもドラゴンボールも
序盤の設定では主人公はどうみても小学生なのに
アラレも悟空も『14歳です』と言い張った。

児童文学の意味では、それはちょっと考えたもんと思います。
有名なトムソーヤは10歳。

時代設定は1840年代ことも面白い。
約180年前になっている、明らかに古代なのに
とても古さを感じられない。

その時代は人権とか細かいことをゴチャゴチャ言わないから
過度な保護もせずに、子供も余計に美化せずに、
もちろん親のクレームも気にせず年代だから
素直な子供の描写はとても生き生きしている。

それは素敵と思います。

ゲームの話を描く時に、この精神を取り込みたい。

こういう意味では「秘密基地」が合っているかもしれない....
商業誌ような息苦しいルールから逃げてみたい。

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