知り合いの作品を見たら気付けた。
レベルアップ云々以前、なんか描ければ描くほど”自分”が無くなる。
特に、自分の作品ではなくPR用漫画として生きるタイプ人。
生きるために自分の個性なんて仕事に役に立たない分
どんどん個性が消えなくなる。
本当に少しずつだからすぐ気付けない。
しかしよく考えたら、彼の作品は昔はそうじゃなかった。
今はたくさん”彼自身じゃないもの”を描いてる。
しかも本人に言ってもしょうがない。
だってそれほど気力が無くなるし、もうそれほど若くないし
1から100まで全部自分で描く体力も感情もうない。
今の所は1から70まで自分で描く、自分を出す。
70から100までアシスタントや担当に任せ、
もう出せるものがない。
だからパワーダウンしている。
そればかり自分でなんとかしないと解決策がない。
自分を自分のアイデンティティを守るのは
実は割りと頑張らないとできない事を分かってきた。
....俺はこの数年で、盤古という特別な連載を描いて貰ったこそ
自分を見失わず、自分ように生き続けてた事ができた
かもしれない。
作品と違って
本来、仕事には個性が特にいらないモノ。
だから両立しないと個性なんて必要が無くなる。
今まで色んな我慢をして生き抜けた自分は最悪の時でも
どんな我慢でも自分を殺せない、損に見える所もあったが
30代中盤で、別なところで生き甲斐が意外に見付けた感じがする。
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