2013/02/01

”REASONS”の話その2

http://www.comibook.com/cb4870

大学時期のネーム連載、そのままアップロードしました。
気まぐれで恥ずかしい。(笑

作画を無視してネームだけ見ればこの作品は色んなモノを見える。

まだ直感でネームを描く時期だから無駄なコマは多い。
しかし驚いたのは割と形が整ってる。

まずは新キャラのを見せて、レギュラーキャラを見せて
そして49ページ目(週刊では3回目辺り相当)で敵役登場、
再び新キャラを見せて、そしてメインの疫病イベント伏線を張って
序盤が終わり。

構成は割とシンプルで読みやすい。
演出は弱くてどちらで言えばつまらない序盤だが、
この頃に既にネーム構成が基本として成立した。

2つ話は切り替えしながらそれぞれ進行させる所も自然に感じる。
サックリに見せたたくさんキャラは覚えなくでも読める、
セリフも普通の多さでバランス良く、読者に辛い感じさせない
話もスムーズにテンポよく進む。

これ、普通に難しいぞ。

人によっていくら解説でも理解できないネームの”不文律”
編集抜きで独りでここまで覚えてたとは凄い。
その頃、既にネーム勉強が大好きと感じた。

きっと、いつもいつも好きな作品のネームを頭に何百回に繰り返して
再現させていて覚えていくと思う。

演出面は本当に地味だが、構成面は既に
色んなモノを身に付けた感じ。

まあこの時点は初連載の3年前、
既に一度新人賞を取ったから全く素人な訳ではない
ある程度の実力が持っている頃だし。

プロになったからたくさんモノを覚えたと思ったが、
こう見ると大学時期は既に色んなモノをできたじゃん。
流石に8千ページほど描いてた訓練。
これだけ書ければ、馬鹿でも1つどころが3つも4つも覚える。

しかし反面、画力と演出はあんまり実力が上がっていない。
そこら辺は本当にセンスと才能の差かな.....

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