2020/09/28

漫画における感情の話(2)

 今回の話は『ワールドトリガー』。
連載の序盤ではこの話が面白いけど、なんかぼんやりして
大丈夫かな?くらい心配がしました。

そして1桁後半の話でここのシーンが来ました



この辺りからの情報展開は非常に理路整然
読むのがすごく気持ち良く。

情報というものは、順番よく1つずつ読者に与えるのが
『情報獲得の快感』になります。
頭の中に「パズル」が嵌っていく「全体像」が浮上するから。

俺はこういう作品が非常に好き。
ミリオンヒット作まで行かなかったが、
この作品の売り上げは非常に良好なので
こういう『情報の仕組みは優秀な作品』は売れると思う。

が、漫画家の世界では『情報整理が上手い』の作家は
『感情を上手く描ける作家』より少ないので
結局そういう作品数がなかなか増えない。

大抵頭がそこまで良い作家は漫画ではなく
他の業界に入ってしまうわけだ。(小説ジャンルとか

思考や情報の扱いが上手い作品は推理漫画とか
似てる感じはデスノートやライアゲーム、
大抵は原作が必要なパターン。

その中にワールドトリガーやっぱり異質
他の作品は大体『情報自体知識性が高い』だが

ワールドトリガーは本当に『思考が上手い』を感じる。
あの漫画の内容は専門知識の本を読んで
取材するだけで描けないものばかり。

そこはどうやるのが、正直本当に謎です。
今でもわからない。

俺の頭ではそんなの作品を描けない。たぶんIQは25くらい足りない。
でもそういうのが大好き。

子供向けの簡易版でもいいから描いてみたいなぁ。

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