ふっと思い出して
2004年頃描いてた「Happy Paradise」ネーム止まりの原稿。
15~18話、丸4話分の話だった。85ページくらい。
19話の序盤も少しだけ描いた。
15話だけ、下書きまで進めていた。
すでに16年前のこと。
内容もうほとんど忘れたから
今で読んですごく新鮮でした。
自分は作者なのに読者になった気分。
ネームの意味では、情報の選択は今よりだいぶ下手だから
整理すべきポイントは多い
今の腕なら、60ページで済ませそう。
だけど話自体は面白いなぁ....と素直に思わせた。
このシナリオの発想は
メルヘンと現実のバランスを考慮している所が面白い。
一応あらすじとメイントリックは覚えてるから
ネームにばら撒いた数々細かいの伏線に感心しました。
特に19話の扉ページ、わざわざキャラの年齢を書く必要があるの?
とちょっと考えたら.....あるぞ。
このエピソードのメイントリックは
「山登りで100m登ったら1年若返り」だから
途中で他のメンバーはこれ以上に登るのが不可能など、
主人公メンバーに一番年長の設定はちゃんと生かす。
あー今で思えば面白いアイデアだな.....w
あとその頃は今が一番違うのは
長編前提で考えた話だから、複雑な組み立てがある。
今はツイッター向けとして考える話が多いから
浅くてスピーディーの話が優先するので。
でも話作りの才能はこの時点でもすでにハッキリしている.....
不思議な気持ちだった。
やっぱりこれはいい作品だった。
この話の1話目を描く時に俺は20歳だった
そして主人公は48歳。
いつのまに俺はかなりその年齢に近づいた。
....いつかまたこの話を描けるかな.....
20代の頃の俺では
この漫画のテーマは難しすぎてうまく描けない。
今で見えば、主人公の迷いは結構わかりやすい。
そりゃ、20代の作者は
40代の主人公をうまく描けないのが当たり前だね。
今の年なら、うまく描けそう。
描く機会をゆっくり待ちましょう.....
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