2010/09/16

夢の値段

知り合いと話す時に、
依頼の原稿料の話題がありました。

”もしかしてこれ安すぎると受け引きません。”
”へえ、じゃお前はどのくらい欲しい?”

”いいんだ、俺は本当に欲しい値段を言い出せると
誰も依頼を来ませんし。”


.........この事を考えさせた。

多分、とんでもない値段になるんだろう。
一枚イラストで数十万円を売れるつもりかな。
それで自分でもテンションあがって名作を描くかな。

だが、同時に彼もそれは誰もそんな大金を出せないを
知っているので、その値段を夢として自分の中に置くだろう。

”いつか自分の理解者はそんな値段で
自分の絵を買ってくれるかもしれない”という夢。

相場はあっても、心の中に自分なり値段を付けるくらいは
いいじゃないか、っと。

だから彼はあんまり連載を狙えないかも。
安売りしたくないかな。
印税抜きの漫画の原稿料はけっこう安いし......

俺のタイプではそんな考え方はあんまりなかった。

むしろ、あれが普通かもしれない。
誰も夢の値段を持っている、理解者の誰かが待っている。

良い悪いどちらで言えば、これは良い夢と思うけど
やっぱり俺はそういう風で考えられないかもな。

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