2021/05/05

政治と権力

 この漫画を読んですごく考えさせました。




こういうやり方は、まずは
「生活保障の申請をさせたくない」かなと思わせる。
ここまでやりにくい理由は、予算は足りないかな
あるいは生活保障の金を狙ってる怠け者を回避するためかな。

今はちょうど『悪いヤツほど出世する』を読んでいるので
この手の思考法をすごくインパクトになりました。

政治の1つ意味は『権力を持つ』、権力の意味に1つは
「ルールを制定、あるいは執行する力」なので

この例の場合は、極端にいえば
『この人はルールすら知らないから、適当に騙してもいい』
『あなたを申請させるかどうか、こっちの気分によります』
みたいことはできる。

相手はあなたをいくらでも遅らせることも、
足を引っ張ることができる。

ええ、こちらの人間はいくらどれだけ困っても、どれだけ怒っても、
権力がないの分、そのことを実行することが許されない。

権力を持つ側は、わかりやすくルールを説明する義務がない。

ルールは持つ側の武器だから、
理解できないのはもちろん戦えないが、
ルールを分かっても、実行権は相手にあったら
戦いは不利に強いられると間違いない。

政治クラスの話題になると、ドラマの世界と真逆になる。
ドラマの世界に誰も感情を出す、感情で事物を動く。

でも政治の世界は、怒っても泣いても無意味ところが
相手に無料に自分の弱点を見せると等しいだから
絶対やっていけないこと。

感情漏らすのは自分の情報を漏らすこと。

『私は困ってるから、助けて』という姿勢は全く意味がない。

そんなことをするより、相手が助けてくれると
どんなのメリットがあることを示すこと方が有益。

台湾の漫画界CCCの話題を見るときに
みんなは『政府なんて最低だ』と怒ってる所を見ると
いつも思いました。

怒っても無駄だよ。政府が動くルールは
君たちが考えようなシステムじゃないから。
俺もよくわからないけど、君達ような
『私たちが怒ってるぞ、私たちの話を聞け!』
スタンスでは、政府からもらえる返事はただ1つ

「前向きに検討します」

それだけ。

本当に政治の世界で何を貰えたいなら、政治のルールで戦うしかない。

ギャーギャー言うのは、
君たちが「ルールすら知らない」ことを示しただけ。
このレベルの相手ならしなくてもいいんだ、
こんなの情報を相手に渡すだけだ。

福祉事務所ですらこの感じなら
政府を「人民のために何でもします」感じで幻想する人は危ない。

過信は厳禁。

政府の愚行を阻止したいときに、
人民の百万人署名くらいがないと出来ません。
それくらいのパワーバランスだぞ。

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