2025/04/12

ピュア

「あいつとシェアハウス」、小説読破。
1日1話ずつゆっくり味わうつもりだが、
結局読み始めるとわずか2週で読み終わった。

この作品の感情はよかった。

前半のラブコメも楽しいけど
後半のシリアスもすごくよかった。

この界隈ではかなり珍しい、
キス1つさえ大変苦労する、ここまでピュアなケモノ恋話。
この人達を大事して愛する作者の想いは伝えてる。

10代の悩んで悩んでモヤモヤして悶々してた青春の思い
悩みまでキラキラしていたなぁと思わせた。

途中から梓馬くんが感情に移入しましたので
ある意味一番推しキャラになったなぁ。

あんなに無節操な誰でもヤれそうキャラは
物語に何度も何度も他人のために奇跡を起こして
なのに最後まで誰とも結ばれない、切ないなぁと思った。

正直に言って、今まで「心理描写がたくさん悩むばかり」
みたい作品は苦手だった。マンガなら読まないと思った。

でもこの作品を読んだ感想、
「悩みまで大事にして言葉の形にする」という感覚があった。
普段なら嫌いの悩みさえ、愛しいを思ってしまう。

商業誌じゃないだからこそ売れるために
そこの想いは打算が薄くて、この純粋さは人1倍がある。

俺はね、悩みはこんなふうに書かない。
特に恋の悩みはこんなに悶々モヤモヤしなかった。
いい意味ではあっさりしたが、
悪い意味はあんまりにもそっけないだろう。
この純粋な素直の想いにちょっと羨ましかった。

「幸せの形は色々。自分に合わない枠組みなんて捨てればいい。」
という結論も、20代の頃に
あんまり悩ませずにあっさりにたどり着いたため
ありがたさがない。

もう少し多感な時期にこの作品と出会えば、
もっと夢中して、没入するだろう。
でも無理無理、だってこの作品2016年のものだもん
作者は俺よりずっと年下だろう。

https://www.youtube.com/watch?v=uSn8w6rrQj4&t

この曲もすごくよかった。

イメージ絵では
梓馬くんはこの輪に入れてくれて嬉しかった。
この作品と出会えてよかった、ありがとう。

あと、梓馬くんにどうか幸せを....!!

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