2018/05/29

ピーナッツに大人が登場しない

http://zip2000.server-shared.com/charles-m-schulz.htm

「ピーナッツには、なぜ大人が登場しないのか?それは場所がないからです。枠の中におさまるためには、大人はしゃがみこまなければならないでしょう。この答えは実は冗談ではありません。これは読者が背の低い草を真横の目線から見ている唯一のマンガなのです。読者は子供たちの中に入り込んでいるのです。大人を描き加えるには、もっと離れた位置から見たようにしなければならず、全体の構図が変わってしまいます」

担当が『ここの展開は、先生と親が出せるのがもっといい?』
そして、ふっとこのエピソードを思い出した。

1回目のネームでは
ラストの12話にリッちゃんの父さんが出てきた。
子供達のケンカをフォローしてくれて話をまとめる。

でもよく考えれば
別に父さんが出なくても話が丸収まるよね。

この話の基本スタンスは
先生と親が『子供の紙幣』のことを全く知っていない。
つまりこれは
『子供たちが自分が最初から最後までなんとかする物語』。

子供の国の金、だもんな

体育先生は例外的に登場したけど
あれはスターシステムとして使う、
そしてあの先生が『大人』という立場として描けてないから。


だったら12話は、田くんとリッちゃん二人の力で
クラスのトラブルを乗り越えるの方が
この物語のテーマにマッチするかもしれない....

....明日、ネームをもう一回直してみよう。

2018/05/25

最近忙しいな

5月は編集の仕事は単行本と色々があって
連載の方がラスト2回のネームが修正と原稿作画
同時にやるので、かなり忙しい。

特に連載の方がネーム、
編集さんがちょっと変な修正指定が出てきて
向かい編集を納得させるために
色々説得が必要なので、今週末に頑張らないと。

時間が無くてタイミングを計って有給休みをとります。

これはちょっと予想外だけど仕方ないな。
この数日連続、調子が悪いとか知り合いと話すとか
家に戻っても案外に筆があんまり進めないからな。

平日の夜で原稿を進むに越したことがないけど
あんまり期待できないよな。

2018/05/22

絵柄変わること


そういえば昔に、いえ今多分も
”お前の絵柄が古いよ、新しい絵柄を真似しよう”
と言われる。

こういうのがあんまり好きじゃない
絵柄ってそう変わるわけがない。



でも、こうなりたい絵柄ならあります。
五色さんの絵柄はかなり好きで
本気で1年くらい時間をかけて
絵柄を修正したいと思ったことがあった。

でもやることが多すぎて
だからずっと
”できたらいいな”レベルの願いだけ。

今回の連載が終わったら、
時間を作ってこの課題を勉強しよう。

2018/05/20

10話作画中

アシスタントを頼んでベタを一掃、
キャラのペン入れ完成、背景も少し書きました。
とにかく今日はいいペース。

知り合いと面白い漫画の話題で色々話しましたが
なかなかここで書ける内容じゃないのが残念。

あと1週があればギリギリ10話を完成できるかもしれない。
とにかく締め切りを破る事がなさそう。

相手の編集さんに言われた
『連載も終盤になったし、先生は次回作の構想がありますか?』

これは好感触ですね。次のチャンスも繋げる事。

正直、色んな条件から見れば
今やっている編集の仕事から漫画家に切り戻すのも
少しずつ何とかになりそうな状態になりつつある。

今の所まだ無理だけど
あと1つ2つくらい条件を揃ってくれれば...
チャンス。あと、度胸かな。

2018/05/19

便利と幸福

http://toushichannel.net/archives/18279918.html

「高齢者ほど金持ち」とは
社会や国家の正常な姿だけどな。人生の努力の果実が晩年に実るのだからな。
隣国のように、高齢者になるほど極貧化して、若い世代から「役立たずは早く死ね」と言われる社会ほどミジメなものはない。 



あ、こういう見方も分かる。
確かに金を貯まるのが人の本能なので。


http://world-fusigi.net/archives/9085760.html

【悲報】人間、便利になってるはずなのに楽にならない

豊かな生活の基準が時代によって変わるからだぞ 

賢者「今日食べる分を作ったらもう休もう」
ガイジ「来月食べる分まで作っといたのに腐ってた!
腐らないように保存容器を作らなきゃ」
不安症が人間全体に蔓延して
将来の不安を前借りする癖がついてしまってるんやね 



江戸(日本橋)⇔大阪、江戸(日本橋)⇔青森

江戸時代 飛脚で約4日
現代 のぞみで2時間22分、はやぶさで2時間59分


いくら便利になっても、

マネー/おカネの制度を抜本的に変えないと、
ヒトをおカネの呪縛から解放出来るようにしないと
世の中変わらんよ

楽には慣れるが苦労には慣れないだけ。

衣食住、病気、平均寿命、どこを切っても楽になっとるわ。

生まれた時から当然な事は”楽”にカウントしとらんのだろ。
主観なんてそんなもの。

「パパラギ」お薦め。
労働をめぐるシステムの根っこが

生存じゃなく欲望だから限界がない 

ロボットが働くようになっても国民に金が入る訳じゃない。
ロボットの所有者に入るんだよ。
貧乏人はロボットに職を奪われるんだ。
つまり、貧富の差が拡大するだけだよ。
都合のいい未来なんてやってこないぞ。


どこかに行く
昔、歩いて行く(たったこれだけで近くには辿り着く)

今1、お金を手に入れる、交通機関の乗り方を覚える、交通機関に乗る、お金を払う
今2、お金を手に入れる、免許を取る、車を買う、運転する、駐車場を探す

便利を獲る為にはそれと同じくらいの義務、努力が必要になった。



このレスも興味深いなので色々考えました。

下の書いたシステムの話でちょっと感想を書く。
労働システムは無くならないだから絶対に楽にならない。

金が天下に回らないといけないという諺があった。
実は案外に意外かもしれない
『金が回る』という事は、金かかります。

全ての行動がエネルギーを消費かかりますので。

仕事で例をすれば、
1万円の給料を貰えたいなら2万円の利益を作り出せないといけない。

比例は違うかもしれないけど
あらゆる行動を起こす際に『ロスは50%』
と思えば分かりやすいかもしれない。

現代の経済は、天下の金を増やすために
皆んなが一生懸命に働かないといけない。
生活に必要な物が多くなる程、皆んなは忙しくなる。

やればやれるほどロスや無駄が生まれてくる。
それでも一定%利益も出てくるので
みんなは『やらないよりマシ』程度で働かせる。

システム的に効率的に上がらない、でも石油とか
『使えるエネルギー』の絶対数を増やすで補う
これは近代的資本主義なやり方だと思います。

昔は資源が少なかったので
宗教の力がどうしても必要だった。
つまり生きるは辛いでも神を信じて幸せを手にいれる
という精神的な補助で生きる訳です。


そして、近代的に効率的に上がるのシステムは1つが生まれた。
『インターネット』。
全面的じゃないけど、情報に関して革命的なシステムと思います。

昔なら1ヶ月かかるかもしれないの手紙通信、
ネットで1秒で届ける。文字通り次元違う。

もしかして、これからも意外に別な所で
世界を変わるのシステムがやってくるかもしれない。

みんなの幸せが、今の人間で予想する形じゃないかもしれない。

システムを作る

ルールを作る側”が一番有利、でもそれは非常に難しい。
次点は”ルールを実行する側”、
さらに次は”ルールを理解する側”。 
一番損になるのが”ルールすら気付けてない側”と思います。



https://it.impressbm.co.jp/articles/-/15851

この前に『仕組み』の話題。

歴史に社会にも科学も、
あらゆるシステムが試行錯誤しながら作られてきた。

環境は変われば、かつて使えるシステムが使えなくなる。

例をすれば
商業誌の単行本は8000冊が売れないと黒字になれない。
出版社の利益は20%くらいだから1冊100円くらい。
8000冊は、80万の利益が出る。

1年間、6つ連載で12冊の作品を作れば960万の利益。
編集部の構成なら最低4人が居ないと仕事が回らない。
給料の事を考えれば、確かに最低がこれくらい
売らないと話にならない。

つまりこういうシステムは
単行本売上げ8000冊を期待できない時代では成立しない。

......となると台湾の条件から見れば
バブル経済の頃でさえ、日本ような漫画を作れるわけがない。

だから別のシステムが必要ですよね。
そして作品の形が違いになる。
日本ようなストーリー漫画にならないかもしれない。

それはいいとして
『システム』という物は漫画的に可視化、
そして漫画的な面白さができるかなと考えました。

でも、このアイデアはデジタルゲーム向けだ。
システムを設定すればうまく回るかどうか
あらゆるシステムが試行錯誤しながら遊ぶ。

この手のゲームはシミュレーションゲームにきっと既にあるはず。
俺があんまり知らないだけ。

システムを遊ぶ....ねぇ。


同人一番に良いところは
商業誌では8000冊売らないと商売として成立できないけど
同人誌は作家次第で800冊も80冊、作品としていける。

だから、もっと少ない売上で、よりあらゆる作品を作れる
多様性として相当に素晴らしいと思います。

”大きなものだけど1つしか生まれない”より、
”小さいの物がたくさん生まれてくる。”の方が健康的。

未来にはたくさん小さい奇跡があればいいかもしれない。

2018/05/16

文庫本

この前に書いたような....まあもう一度書く。

これからの時代、今のところを見れば
紙本雑誌はなくなる、でも紙本単行本が存在する
電子書籍は紙本単行本を完全に乗り換えることはないぽい。

ではここが問題。
紙本雑誌はなくなる、紙本単行本が残る。
じゃどうするんだ、漫画は?

俺の考えの1つは
”連載がなくなる分、書き下ろしが増える。
単行本は今より手軽く出るようになる”
という可能性がある。

文庫本という形で
今まで漫画と比べて描き込むはしない
ページ数も少ない(もしかして120ページくらい
値段もやや安くて350円くらいで売れば....


みたいの話になるかもしれない。
乱暴で言えば質より量を強調するのやり方。

質が低い漫画ならネットが溢れてる、と言うかもしれないが
ネットの漫画はショート漫画が超強いだから
ストーリー漫画はやっぱり他の
何かがの形で作らないといけないと思います。

まあある意味昔の”赤本”みたい感じかな。
赤本って確かに大体60ページだけ。

しかしスタイルはそうそう予想できないよね。
スマホをできるまで
縦スクロール漫画なんて流行ると思えないので....


ライトノベルだって雑誌が無いままここまで発展しましたし。
文庫本の体裁で上手くやればいけるかも。

あ、そういえばライトノベルの発展は
小説投稿サイトが大きく影響がある。

漫画連載と違って小説のなる場合は連載が無いから
原稿料は発生しない。
その上に、作家は投稿サイトに勝手に投稿したから
編集は序盤の企画立ての労力がない、
まずは投稿作品の人気が出たら商売相談をすればいい。
なので漫画よりずっと乱発できる。

ようするにライトノベルは
”下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる”という戦法を上手く使ってる。

ネット漫画もそういう路線で行けるかもしれないけど
絵を描くのが時間かかるので
どうしても日常系にメインになる
絵の描き込むが必要のジャンルは完全にできないので
乱発のができない。

まあ、ある意味これでいいと思いますけど。
編集という作り手は”作品の選別”が大事な仕事と思うので。
それは放棄して天に任せるのかよくないと思う。

”何でもある前”にまず”たくさんある”

漫画村のことで、
出版社橫断サイトという声が出たけど
実際、利益や大企業病の難点で色々が実行できないが

http://news.nicovideo.jp/watch/nw3495921

まずはアダルトコミックというジャンルが始まる。
というニューズが。

これを見る時になんかピンと来た。
そうか、出版社全作品を横断するサイトは無理けど
複数出版社の”特定ジャンル”ならいけるじゃないか?

ケモノ漫画の場合は、このやり方を適合ぽい。
そもそもケモノ漫画まだまだタイトル数が少ないだから
色々できそうだ。

全てジャンルの作品がある前に、特定ジャンルをたくさん集める。
というやり方がいけそうかもしれない。

2018/05/13

エネルギー魔法

http://www.enecho.meti.go.jp/category/others/tyousakouhou/kyouikuhukyu/fukukyouzai/sk/p-2.html


『人類とエネルギーの歴史』

エネルギー魔法のネタは考えたことがある。
1日に限定に何千カロリーを使える
体に必要のエネルギーを与えれば
ものをつくるエネルギーも使える

など色々。メモ。

2018/05/09

仕事ミス

この数週に担当作品の単行本作業中。
で、デザイナーにちょっと色々文句言われた。

ちょっとヒヤヒヤさせた。


アンケートの問題提出が遅い、
おまけページのデータとテキスト、
セリフ修正のテキスト、
裏表紙のテキスト修正タイミングが遅い、
あと単行本セリフの校正が甘いとか。

どちらで言えば小さいのミスだけど
いくつ重ねて、ああなんか気まずいな....

根本の問題は
”仕事の感覚が鈍くて敏感度が足りない”と思います。

手抜きつもりがないけど
編集の仕事は結構な小さい、多い事項があるので

どのタイミングでどの事項がくるのは
正確な感覚を持たないとタイミングがズレて
人の仕事を迷惑かかる。

それに、正直これは基本の方だし...
全く使えないほどはないけど、やっぱり編集の能力として
穴が無視できないほど存在しているよな。

今更こんなのミスとは、ちょっと嫌だなこんなの自分。

2018/05/08

もう1つ連載が終わり

担当したある作家さんの最終回原稿を提出しました。
短い連載だったけど頑張って纏められた。

この人のセンスは伸び代が良い感じけど
多分プロの漫画家にあんまり向けない
連載のペース追いつけなかった、
多分これから漫画で仕事することはない、彼が言った。

ちょっと残念だけど、彼の人生だし
漫画を描き続けるのほうが過酷な選択だし。

でも、それなり良い作品と思ったよ。

おおっ!と言わせた時はあったし
短い時間で目に見える成長幅があったし
何より、自分のキャラへ愛情がとても素敵と思わせた。

こういう作品を作家と一緒に作れるのが良い仕事だと思う。

次の仕事は別の職種になるけど
彼がこれからの先に上手く行けるように祈ります。

2018/05/04

神の理論

神の視点はどんなの気持ちだろう。
人間の俺の想像は限度があるので分からないな。
もしかして人々は”2X2=4、なんて無慈悲な....!
9くらいあっても良いじゃないか?!神様があんまりだ!
こう泣いてるけど、

それを対してる俺が”愚かな人間め....”
を考えてる、の感じなのかな?

ある作家のシナリオを読んで
この物語のテーマは神に関して定義があるけど
定義はちょっとフワフワしてどうするかなと思って。

この話のポイントは、神が感情があるかどうか
ある方がいい?それとも無い方がいい?
みたい感じになっている。

うーん感情はもそもそ”環境を対応する本能”なので
正直にそれ動物レベルの精度だから
神はこれを頼るのは不安でしかない

でも感情無い神様がキャラとしてつまらないからね...
どうしょうかな。

2018/05/01

家を買う

この話題は多分日記で初めて。

ウチの経済事情では、
とても家に手を出すほど予算がなかった。

この2、3年に編集の仕事でほん少し貯まったけど
まだまだ頭金に全然届けない 。

でもこれから7、8年の事を考えれば
不可能でもなさそう。

いえ、強いて言えば編集の給料だけじゃ貯金は難しい。
少し無理でも漫画連載を描いた追加収入もあったこそ
人生初めてわずかな貯金ができた。

本当にほん少しだけど、これくらい余裕ができたのが救い。

父さんが認知症で長期老人ホームに入院する頃は
本当に悲惨だったな...(涙


正直ウチでは買うより借り続けるの方が現実的かもしれないけど
物件を見るだけなら良いじゃない....って。

コレは夢を見るより、観察眼を鍛える意味も含めて。

別に結局買えなくても構わない
この事を思考範囲に置くのが良い事と思う。

『考えても無駄』のレベルから『考えるくらいだけならいい』へ。
なんかすごくえらい違いがあったな...
おかげで視野がすこし広げる。
それをできるだけでもすごく価値がある。

まあ、それはいいとして
未来のビジョンはあんまり上手く掴めないけどね。

編集の仕事は10年も続けられると思えないし
漫画の仕事も多分に苦難が続くし
誰かがと家庭を作るのも今の所に相手がいないし

老後は不安要素だらけ。上手く乗り越える条件がなさそう...

打開策を見つけるために頑張り続けるしかないよね
今の所。

11話ネーム

『子供の紙幣』11話ネーム中。
クライマックス 。

毎回16ページという制限で
あらゆる演出が削られるしかないけど
今回このシーンが絶対譲れない。

銭くんは『物体価値を下がる』という金魔法を放つ。
銭くんがカッコよく主役回。やっとここまで辿り着いたぁ。

あと自画自賛だけどここの構図がいいな。
本来なら机しかない地味な画面構成なのに
魔法のボールを配置して動きをうまく織り込んでだ。

あそうだ朝に担当した作家のネームが来た。36ページ。
いいな羨ましい....1ヶ月にあんなにページ数を描ける...