2017/04/15

細分化

今日は知り合いの漫画家と
日本の編集と打ち合わせの方法をしゃべる。
キャラデザインやネームの直し方とか。

実際に直すのネームを見ると
すごく細かいなと思わせた。

まずはキャラの描き方(絵柄の調整)もすごく細かった。
瞼の線はより細く、鼻の位置はもうすこし下に移動
そしたらより今風の絵柄になるなど。

知り合いの絵柄は十分に今風と思ったのに
ここまで調整すると、『あの手の漫画』に完全に一致になる。

原作の小説も特徴が分かりやすく
『ゲーム世帯の作品で育った人のオタク向け』
主人公は基本的に『魔法使うのは当たり前』
そしてその上に『架空の設定、世界観がすべてゲーム向け』。

まさに、すべての要素は電撃文庫のライトノベルと画一的。

そしてネームの構成も演出も指定が細かい。
コマ割りはもちろん、キャラが顔をどう見せるも
攻撃のコマで、どの構図でどんな角度からどこへ攻撃の指定も
しっかりしている。
主人公視点じゃモブの反応が足りないので
小説原作がないモブキャラの追加反応もその手の漫画らしく。

修正指定はとても明確かつ丁寧。
手馴れてる感じ。さすが副編集長だけがある。
こちらが感心した。色々勉強になりました。

それを見ると自分のネーム修正は比べて雑かなくらい思いました。


でも同時に、『この手の作品にできるだけ似せる』感じもする。
まるでこの枠からハミ出せると『売れないになる』ほど
規格化されてる。

この暗黙ルールを従えないと、
編集部は作品が読者に見せることを許せない
それくらいの頑固の硬さを感じさせる。

『売れる作品のノウハウはこれだ!』
この枠があるの安心感、安定感があるこそ
編集はここまで細かい指定を出せる、面白さを追求できると思う。

だから俺が今悩んでることと大分違うと思わせた。
台湾は『この方法で作品を作ればこれくらい安定に売れる』
というレールはないだから
俺は作品にこれほど細かい指定を出しても無意味だ。

日本は、それぞれ種類の作品の住み分けがここまで明確したから
雑誌は基本的に『ウチのスタイル似てないの作品』を採用しない。

あとは予想通りだけど
小学生向けの少年漫画はどこにも売れない
最初からタイアップの企画として考えないと載せられない
だからこの手のオリジナル作品は描いても揭載をもらえない。
もっとゲームぽい、ライトノベル的な作品を描かないといけない
という意見はあった。

まあそれくらい俺も知ったけど
結局俺はそんなに器用じゃないので
もっとキラキラ今風の絵柄に変えてという直しはできない。

だからある意味今の俺は
『作品をもっと面白くに描く』より
『自分の作品を受け入れるの道を探している』ことを時間使っている。

やっぱり俺は日本の細分化した市場を追いつかないんだ...

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