2012/06/03

ゴールドドラゴンの話

時々、このドラゴンの設定を思い出す。

ゴールドドラゴン、いわゆる”金の竜”。

この絵は6年前で描いてた、これを見ると思い出した
そいえばこいつも、最初は地味に働いた時期もあったな。

働き場は”銀川企業”、つまりまだトップ(金)に上がっていない頃。
まだ金が欲しくても、頑張って自身の力で獲得する頃。

たくさん働いて、たくさん稼ぐ、たくさん食べていたから
この頃はすでに太っている、金持ちの部類に入れる。

仕事に野心的、企画はたくさん立てそして連続的に成功した
サラリーマンだが結構上位に居た。30代前半で部長クラス感じ。


そして物語に登場する頃は既に資本家に這い上がって
凄く金持ちなやつになった。
.......となると、今は40代かな。


フォカス、基本はスラムコメディだが
シリアスモードでは、こいつがラスボス担当。

貧乏人の敵は、どんなの時代でも金持ち。
(少なくでも貧乏人はそう思い込む)
こういう対立図像はドラゴンでやってもらうのは面白いと思う。

普通の漫画は、金持ちの敵役は大抵に小物。
むかつくで浅い。

しかしこいつは違って結構楽しいと思う。
本当に金を心底から好き、稼ぐ事を楽しめる。

”いくら金持ちでも、実は一人で寂しい”ようなキャラではない。
割と友たち持つ。人間関係は悪くない。

”人間”を奴隷扱いだが
この作品の人間はそれほど多くないから逆に妙なシュール。

愉快な悪徳商人の立ち位置で
色んな金に関わるエピソードは彼でメインとして展開する。

人間は、金持ちになりたいつつ、金持ちが嫌い。
だからこいつの前に、逆らわない。
金が嫌いにならない限り、人間は必ず従う。

ゴールドドラゴンはそれも知っている。
これは彼なりの世界征服なのだ。

2 件のコメント: