2012/11/08

話作りのピンチ達

今よく考えれば、盤古は長いけど
本当に話を悩んだ回数はたった6回くらい。

1回目は5話目の霊石火事篇。
それは元々存在しない話だが、急に後編が必要になったから
1日でシナリオをゼロから書き出した。

2回目は科挙篇のあらすじ。
テコ入れの意味も含めて、かなり大きい試験のシナリオ
その時でも大体5巻分のシナリオが一気に完成する必要
だがら難しかった。

3回目は牛頭馬頭登場の時。科挙篇では重要な悪役ため、
最後のエピソードから逆算する必要がある
芯と価値観がしっかりに決めてほしいからかなり苦労した。
登場1回目の頃、まだキャラを完成していない、
とりあえず出して時間稼ぎ、という苦肉の計まで使いました。

4回目は筑字塔のエピソード。これはおそらく一番恐ろしい。
”アイデアは出ない”という意味では、連載通じてこの1回だけ。
文字通り布団に込んで逃避したい、ほど難しかった。

5回目は百仙戯のラストバトル。
それは臨時にシナリオ変更から最後の試合種目が変わった。
だからその場で最後試合の内容を書き直しました。
結果的にちょっと納得できないけど、それはその場のベストだった。

6回目は妖怪の話。つまり、連載の最終決戦のシナリオ。
これも非常に難しい。
実質的にこれは”もし科挙篇の後も連載を続く”のバランスで
妖怪の要素を考えないといけないため、世界観的にかなり難関。

まあ、連載ラストエピソードだから時間は余裕が持っているから
何とかになりそうだが....


この6回の話以外、大抵せいぜい”描き方を悩む”の程度。
”何を描くのは分からない”のケースはかなり珍しい。

それなりに話作りは得意だったと思った。
時間さえあれば何とかになる。

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