2018/09/04

SNSと作家

上司に言われた
”作家のSNSマネジメントのサポートを考えよう”

この課題は今まで色々やっていた
でも改めて考えると、全体像を掴めてないかも。

とにかく、毎日1枚カットでもいいから
面白いマンガをSNSにアップする、
フォロワーを増やして”読者”を増やして
作家としてブランド力を上がる。

電子書籍の話題も含めて色々を考えてた。

出来れば色んな言葉に翻訳して
世界中の読者に作品を届く、
やり方はこれくらい知っているけど

結局”市場のイメージとして”ハッキリ掴めていない。

読者はどこにいるだろう。どこに行っただろう。
商業誌でもよく悩ませた問題。

なんか、引っかかる....

フォロワーを増やすのは方法が明確
でも本を売るの事はぼんやり。

野味雑煮を売る時と比べて妙に違和感。

そう、”この本の読者に上手く本を届いた。”の感覚。

台湾の商業誌はずっと、この点についてピンと来ない。
読者はあそこに居ない。
あそこに居る読者は、漫画を買ってくれない。

昔の読者なら”本屋に集めてる”
でも今の読者はバラバラ。あっちこっち散らす。

いえ、ある意味ゲームに居る、かもしれない。

http://ascii.jp/elem/000/001/098/1098077/


”ゲームにはソシャゲがあった。マンガにはいま、何がある?”


それでも、日本に漫画は台湾より数十倍も売れる。

まあ多い売りたい訳じゃない。
でもそれ、
”あ、ここが読者が居るんだ。本を買ってくれる人は。”
という手応えは、未だに商業誌で経験したことが無い。

何だろうこのモヤモヤする感じは。


台湾に漫画は日本から進口されて供給過剰になる
その一方、皆は中国は海賊版で読んでるので
皆は余計に金を出せなくて無料に読むだけ。

何と言うか、
海に水がたくさんなのに海水はそのまま飲めない
みたい感じになっている。

市場があるように見えるけど、金になれない。


.......となると、
SNS宣伝とかマネジメントとか別に問題が無いけど
やっぱり消費者のモラルや民度が重要だと思う。

それでは....ちょっとハッキリしたかもしれない。
読者はどこにいるのは分からないけど
”作者として欲しいの読者”をきちんと定義すればいい。

作品を読んで、対価を払ってくれる読者。
.....当たり前すぎてアホみたい結論だけど
案外、ある程度に民度が無い国では出来る人が少ないですね。

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