2013/09/25

”大人”になった時


鳥山先生のケモノキャラは憧れだった。

漫画に出る度に楽しかった。
が、何故あるの境界(DBの悟空が大人になった辺りから)以降に
ケモノキャラは全然出なくなっただろう.....今でも分からない。

格好良いと可愛いは両立していた所が素晴らしかった。

俺はそんな風で描きたかったけど
やっぱり画力とデッサンは差が出てきてそこまで出来ない。

それでもずっと覚えてた。

鳥山先生はあくまでも”動物好き”なので獣人ではない...らしい
今の連載も、動物がたくさん出ているけど獣人もう居なかった。

DB序盤のウーロンとか、レッドリボン軍のイエロー大佐とか
天下武道会は2回目まで8人に一人がケモノキャラ枠があって
ピッコロ大魔王までジンバルや国王、
確かに後になるほど出番が少なくなるが
ケモノキャラがサブキャラでも何とか入れ込める感じがあった。

だが何となく悟空が大人になった時点で
動物は動物、人間は人間、という姿勢にシフト感じがする。
ゲームのモンスターは描いてもあくまでも動物つもりで。

確かにDr.スランプの頃は
人間と動物の境界は曖昧だった。

人間だって動物になれるし、普通の動物もあった。
そして本物の動物でも人間ぽい所が溢れて
全体的に”まあ大体でいいじゃないか、ハッキリ区別しなくでも”
まったり雰囲気であった。

そして作品の年齢層は
子供向きではなく少年向きに上げていく時は
どんどんケモノキャラは居づらくなった。

悟空が大人になった時点ハッキリ決めてもらう。
ケモノキャラは動物か、人間か、と。

そして鳥山先生の答えは”動物”。
だからもう人間として描けなくなった。そんなの気がする。

多分気になる人はあんまりないけど
俺にとって寂しいなんだ。


俺にとって動物が人間と同じように笑える、喋る、泣ける
歩ける、服を着る、怒るのは....大きな夢なんだ。

鳥山先生今度の連載は恐らく最後の連載になる。
だから彼の獣人キャラは恐らくもう見る事ができないかもしれない。


それでも俺は描き続けよう。

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