2014/04/01

よく分からないのネームの直し方

もう少し書いてみます。ネームの直すという事は。

この間に一番手応えがあった経験から回想。


全ての基本は、ネームを読む事に考える重点は
”問題があるかどうか”ではない。

”ここは面白いはずけど、実際に面白くない”所だと思う。

これはかなり難しい。
問題はあんまり感じられないが、特に面白いでもない
こういう所は一番スルーしやすい。

目の前に作家の力やネームに隠れた価値を
信じなければ、ボツは出せません。

ある意味、作品の未来ビジョンを感じ取れないと直せない。

たくさん過去とたくさん未来を感じるのは必要。

そして、あと”たくさん作品のバリエーションを熟知”も重要。

似てたシチュエーションだが
別の作品ではより優れた表現を習う。
そして習う前に、ちゃんと思い出せないとできない。


とにかく俺はあのネームを読む時に決定的1つポイントが
今までの読み方が違う。

それはあくまでも”気持ち”だが書いてみる。

作品ではなく、”設計図”を読むつもり。
文字と絵、テンポとストーリーだけ読んでいるではない。

キャラの配置や見せ場までバランスを調整
そして実際に動き出すると何かが変わる
というシミュレーションを頭の中に行う事。

作品自体どこが面白い、面白くないと判断は消費MP1なら
そのシミュレーションはMP10くらいが要る。

実際、その時はあのネームを読み切る
そしてシミュレーションも完成したまで俺は2時間もかかった。

それは読者と編集の読み方の差と思った。

まあ構成の複雑度も関係あるけど
とにかくそれは疲れる読み方が間違いない。
結構頭を使う。文字通り。

あと、やっぱりこれは作者のレベルと関係も大きい。
作者のレベル低いなら編集はいくら頑張っても大きく改善は望めない。

頭を使う仕事だよね、ネームは。

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