2013/08/27

ソウルキャッチャーズ

神海英雄の漫画は、感情が溢れる所が好き。

この作品はジャンプでは俺にとって必読
”心が見える”という概念と演出は良すぎる。
うまく描ければ必ず名作になる。

が、それほど上手くいかなかった。

問題は”ネーム”と思う。
前作はスポーツだから演出や心理描写はシンプルでいいが
今回は音楽といい、心理イメージといい
両方共に抽象的だからネームは格段に難しい。

加えてこれが週刊連載だから
さらに荒々しいに見えるネームは魅力を半減された。

本来、こういうジャンルは極めて繊細だから
時間かけてじっくり考えないといけない。

作者のネームレベルは十分に高いなら何とかになるかもしれないが
残念だが、”ネームは悪くない”程度ではうまく描ける題材ではない。

特に演奏をやっている所謂”事件解決パート”は
演出が鮮やかでなんとかになるが、
それまでの”推理パート”ではキャラの心理描写は分かり難い
せっかく良い内容でも、面白さは伝えない。

そこが何とかしないと、
”つまらない回数”は”面白い回数”を上回りになるので
連載として致命的ダメージになる。


正直勿体無いな.....
整理の仕方さえ掴まえればこれが凄い作品になるのに。

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