2013/08/04

悪い意味は付けていく

--群竜無首--
人材は揃っているが、統率者になるほどの者がいず
物事がうまくいかないことのたとえ。


この四字熟語は今がこんなの意味だが、昔は違うだよ。

”たくさん能力は凄い人が居て、しかし誰も統率者を選ばない。
それぞれの能力は凄いだからこそ、リーダーはいらない。”
本来は、そういう意味なんだ。

これだけ限らず、よく調べれば割りと多い四字熟語は
本来はどちらで言えば良い意味を持っているのに
時間を経てて悪い意味に転んでしまう。

文字を作り出す瞬間は、基本的に良い意味の方が圧倒的に多い。
しかし時間を経てて、”悪い意味”は付けていく。

これはあくまでも仮説だが、ある意味興味が深い。

人間は、”悪い意味”を比較的に扱える能力が欠ける。
出来れば”処理する”より、”隠れる”の方が優先気味。

しかし元々存在しているものだから、
”悪い意味”は必ずいつか何処かで浮上しまう。

そしてその時に、既に存在した言葉に付けて
あの言葉を”悪い意味”を持たせてしまう。

障害者は1つ例。
差別用語だから消すべきという声はよくあるけど
この”障害”という言葉自体の意味は悪いじゃない。
そのまま、あの人が不便の所が示すだけ。

しかし人間の態度で悪い意味を付けていた。
そしてある程度にレッテルになると、
”消えてしまえ”という声が湧いてくる。

これは、人間が”悪い事”を処理するのは苦手の証拠と思います。

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