2016/05/07

編集と作家

編集の仕事は4ヶ月も過ぎました。
最近はどんどん慣れてペースを上げて行く感じ。

で、編集と作家の仕事は全然違うよなと思わせた。

セリフ修正、コミックスのページ計算、
アシスタント管理やネーム、シナリオ打ち合わせなで
作家でいた頃 は一人前を処理すればいいことは
今は10人分の量を処理しないといけない。

並行作業がすごく多い。その分思考は広く浅くなって
素早くあらゆるの仕事を基本レベルをやる感じ。

で、編集としてモチベーションは作家のも違うかな。

作家は自分のことを深くやりたい感じだけど
編集は黒子的にサポートの喜びを感じるかなと思った。

あと昔に編集長の事を考えれば、
自分話作れない分、自分の創造欲を人の作品をねじ込める
支配欲の所もあるかなと思った。

まあ、俺は作家として自分のアイデアを形にできるから
そういう欲望は無い。

でも、いつか俺のまわりに
作家だけではなく編集が必要な時が来ると思う
そういう時に良い編集を見つけるのも重要。

漫画好き、漫画関わる仕事が好き、
作家と語り、サポートを好き、できれば出版経験がある......

そんなのパートナーが見つけると良いな。

そういう意味なら、今の仕事が価値があるかなと思う。
もっと編集、もっと色んな仕事してる人を見てて....

今まで本当に漫画しか見ていなかったからね。


あとは、作家はどうしても給料をもらいながら
一定量の仕事をやるスタンスのはできない。

作品は基本的に量ではなく、質で勝負する
そして同じく物をやり続けるのは意味が無い
内容的に『ずっと違う事をやらないといけない』だから
結局計算できないので、仕事としてパターン化できない。

そういう意味は、
作画ですら一定の時間に一定の量化できない
ネームになるとさらに無理なので。結局安定な職業にならん。


そしてある意味、今の会社で完全の役割を理解できる会社。
今まで会社は人数は少なくて基本的に不明確
5人会社じゃどうしても『不適任の仕事』をやる確率が高い。

今で思えば、社長兼編集長、編集兼美術
教員兼宣伝、兼教材デザイン、兼翻訳、作家兼編集など
メチャクチャな役割ばかりだったな。

今の会社では、
俺が編集としてほぼネーム打ち合わせしか能力がない
だからちゃんとそういう類の仕事しか来ない、
これだけですごく有り難いな。やっと優遇された感じ。


まあ会社の初期はそういう所は必要と思うけど
結局上司の指揮センスに全て決める。
小さい会社ほどHPも低いので僅かダメージで死ぬので。

やっぱり俺は多分『上の人』の才能がないから
創業は無理だろう。
でも良い上司を選ぶなら、出来そうかも。

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