2012/04/07

切り絵ドラゴンとゴルフ少年

綺麗な夢を見た。

絵本ような漫画を読んだ。
ダンドーと魔法陣グルグル混ざって描いたような絵柄で
前半は切り絵ドラゴンのファンタジー読みきり。
中盤はゴルフ漫画、後半まだ再び魔法陣グルグルように読みきり。

作品の特性は”絵を描く”自体を非常に楽しめるのがポイント。

雨が降りてくる瞬間、大きな雨粒の描写はしっかりに
しかも無意味に大きなコマで描いてる。

しかしあんなの”雨粒が落ちてくる”の絵出来は見た事が無い。
本当に、”雨を描く”だけで夢中、
そんな気持ちがこっちまで伝えてきた。

そんなの気持ちでしか描けない絵である。

その漫画の全てはこういう感じ。
切り絵のドラゴンは精一杯に大きく動く、強く笑えている。

風が川を渡るだけで見開きを使う、
しかしそんなの風の吹き方は見た事が無い。

空はゴロゴロ雷が轟く、そして主人公は転んで
まだ起きて早く試合に行くと描写も無駄にページを使った。

読みきりはどのページも鮮やかに模様と色が付けている。
まるで童話ようなほのぼのでのんびり。
不思議な漫画だった。


もちろん、これはあくまでも夢だけ。
しかしこの気持ちだけは本物だから記録したい。

描きたい絵がある。
そして時間をかけて見たこと無いの絵風景を描く。

それほど単純な気持ち。

今もう出来なさそうだが、この夢を見ると思い出した。
いつかまだ、そんなの心で作品を描きたい。


ちょっと久々に悔しかったかも。大人になった事を。

色んなの事を怒って、怒りで作品を描いてた時はある。
この作品ような、好奇心と想像力だけで絵を積み上げて
そんなの余裕は持てなくなった。

まさかまだ夢で見えると思えなかった。

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