2012/04/10

カラスと会話

http://zisak1979.blogspot.com/2011/09/blog-post_1374.html
この話の後を考えました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%84%B3%E5%8C%96%E6%8C%87%E6%95%B0

脳化指数


えーと、確かに絵を描ける象は見た事がある。
道具を使うカラスも知られている。

脳化指数の上位5種類の動物は人間を除くと
イルカ、チンパンジー、象とカラス。

もしかしてこの4種類の動物に
特別に賢い、文字まで理解できる個体は現れたら........?


そしてこんなのストーリーを考えました。

この話は、簡単で言えば
ある子供はある日、人間の言葉を聞き取れる
文字を読めるカラスと出会えました。

そして奇跡のように、イルカ、チンパンジーと象も
それぞれ1体に同じくらい知力が持っている。
あの子供は、この4体の動物と会話するようになった。

.......えーと、ここまでの設定は”どうぶつの国”と被るけど
ここからたいぶ違う。

設定上、あくまでも現実世界の話。
子供は普通の子供、動物はあくまでも”文字を使えるほど賢い”だけ。
動物達は、人間と渡り合いほど資源も技術も持っていない。

問題はここから。
動物達は、人間と対抗する。

........もう少し正しい言えば、
動物は人間と同じ生存権利を主張する、そしてその権利を手に入れる。

初期は文字を使える動物はあの4匹だけ。
そして、この作品の基本スタンスは動物は動物のまま。

つまりチンパンジーは銃を使って人間と戦う事にならない。
使えるチート機能は、文字のみ。

まあ設定ちょっと弄れば
動物の初期状態で人間と渡り合える事は簡単だが、
そんなのは意味が無い。

この作品に動物の立場は奴隷だった頃のアフリカ人と白人に近い。
さらに不利のは動物は道具が使えない。
人間と戦争を起こると動物は必ず負ける。

この漫画は”そして動物は人間からある土地を手に入れて
どうぶつの国を作りました。”ような終わりでは......ないと思う。

特別保留地を手に入れたい、訳ではない。


ちょっと複雑だが、別の話をしよう。

今の社会は”金を儲かるな”と言っても異端に思われる。
もっと資源を貰わないと、もっと金を儲けないと駄目
ような仕組みになっている。

もちろん、金をできるだけ節約して質素に生きるのは人の自由だが
そんなの人は当然資源は無く、人へ影響力は弱く。
だったら結局、”この世やっぱり金”の結論しかならない。

省エネルギーとか環境運動とか、
本質的に金を儲かる、資源をもらえるとは相対的なモノ
だから人性は今のままなら、多数決として決して勝てないと思う。

まあよくある漫画の設定は”いっそう世界を滅べればいい”けど
もう少し違う方法を考えている。


俺の考えは、別の”価値観”が必要........だと思う。

つまり、ずっと人間の立場でやれば多分いつまでも解決できない。

もしかして今の環境問題は、動物達も口を出す権利があれば.....

つまり人間の立場と価値観ではなく
動物の立場と価値観で動ければ、全く違うになるだろう。

ちなみに、”立場”だけじゃ足りないと思う。
価値観だけでも足りない。

インディアン人は最後に白人の資源と価値観に飲まれる。
この漫画の場合、動物達は失敗すると”家畜(奴隷)”になる。

しかしまあ基本設定じゃ動物は人間と同じ情報持っているから
そう簡単に行かない。
動物はある程度の人間できない牽制はできる。

そして時代も違ったし、奴隷制は既に無くなった。
動物と話し合えればそうしたい人間は必ず出る。

金も資源も、動物にとって無意味。(食料は意味あるけど)
だからこそ人間と一味違う対抗が出来ると思う。

そんなの前提で、物語は動く。

壮大そうだが基本的に環境問題テーマの話。
色々面白い話はできるはずだ。

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